大日本印刷は1日、PCのファイルやフォルダのデータをアイコン操作のような直感的な操作で一括して暗号化することが可能なソフト「雪見式想起技法活用暗号装具」を3カ月間の期間限定で無償公開した。同社Webサイトからダウンロードできる。なお、6月以降は企業などを中心に有料化していく予定(予定価格2,000円程度)。

ユーザーは、和風の華やかな画面を背景に玉手箱や宝箱といったアイコン(雪見式専用アイコン)をデスクトップ上に作成する。このアイコンにドラッグ&ドロップするだけというマウス主体の簡単な操作で大切なファイルやフォルダなどを暗号化して保管できる。

和風の華やかな暗号化ソフト「「雪見式想起技法活用暗号装具」」

暗号にはICカード認証(SSFC)、非接触ICカード認証(Felica / TypeA)、JPEG画像ファイル認証、Q&A方式パスワード認証の4種類を搭載、ユーザーはこのうちの1つを選択することも複数を組み合わせることも可能になり、データの重要度や目的に応じて認証方法を複合化させることができる。

4種類の認証方式

また、デジカメで撮影した画像など任意のJPEGファイルに暗号化したデータを格納する機能を搭載しており、同ソフトで認証した場合にのみデータを抽出。ソフトをダウンロードしたユーザー間での暗号化されたデータの受け渡しも可能になるなど多機能。