コージェンメディアは、ウイルス対策機能と仮装技術を組み合わせたソフト「Returnil」(開発 CJSC Returnil Software)の無料配布、および製品ラインナップの販売を開始した。
製品は無料版となる「Returnil Virtual System 2010 Home Free」、「Returnil Virtual System 2010 Home Lux」(価格3,990円)の個人向けラインナップと「Returnil Virtual System 2010 Enterprise Classic」(5ライセンス/1年版 価格15,750円)、「Returnil Virtual System 2010 Enterprise Premier」(5ライセンス/1年版 価格19,950円)の企業向けラインナップから成る。対応OSは、Windows XP / Vista / 7、Windows 2003 Server / 2008 Server、いずれも32/64ビット対応。同社Webサイトで購入できる。
Returnil Virtual System 2010は、OSのクローンをハードディスク上に作成し、仮想環境上でPCを使用することが可能になるソフト。仮想環境上での作業は、廃棄することが可能なためウイルスや不測のシステム変更からPCを保護してくれる。柔軟なカスタマイズにも対応し、仮想システム機能が使用中であっても必要なデータを保存することも可能なほか、有料版ラインナップでは実際にシステムに反映させたい変更点を定義して保存する「ファイルマネージャー」機能も搭載される。
また、ソフトにはリアルタイムウイルス保護やウイルススキャンを行う「Virus Guard」も搭載されるなど(「Returnil Virtual System 2010 Enterprise Classic」以外のラインナップ)、インターネットカフェや学校など不特定多数のユーザーが使用するPCなどでは特に効果的に利用できる。企業向け製品にはリモート集中管理システム「Returnil Commander」(開発中)が提供され、複数PCへの一括インストール、設定の変更も可能になる。