キヤノンマーケティングジャパンは5日、カラー電子辞書「wordtank S501J」「wordtank S501E」「wordtank S502」を発表した。発売日は、S501J/Eが11月13日、S502が11月下旬。価格はオープンで、市場価格は、全モデルとも1万円前後と予想される。

世界最小のカラー電子辞書に、QWERTY配列キーボード採用モデルやコンテンツ拡充得モデルを追加(写真はQWERTY配列を採用するS501E)

同社では、今年9月に世界最小のカラー電子辞書「S500」を発表している。今回発表された3モデルとも、76.5(W)×142(H)×16.3(D)mmというコンパクトな本体はS500と変わらないが、収録されているコンテンツやキーボードなどを変更している。なお、S500は、今後も並売される。

S501J/Eに収録されているコンテンツは、「スーパー大辞林 3.0」「用例でわかるカタカナ新語辞典 改訂第2版」「学研監修 漢字辞典」「ウィズダム英和辞典 第2版」「ウィズダム和英辞典」「百科事典 マイペディア」「日経パソコン用語事典2009」「冠婚葬祭マナー事典」「いざというときの届け出・手続き事典」に「ブルーガイドわがまま歩き旅行会話」の「英語」「イタリア語+英語」「中国語+英語」「フランス語+英語」「韓国語+英語」「スペイン語+英語」「ドイツ語+英語」の計16本。

「広辞苑 第六版」「学研監修 漢字辞典」「百科事典 マイペディア」「学研監修 英和辞典」「学研監修 和英辞典」の5コンテンツのみを収録していたS500に比べ、大幅に拡充されている。また、国語辞典が広辞苑から大辞林に変更されているのは、文語体に強い広辞苑よりも、口語体に強い大辞林のほうが日常的な使用には向いていると考えたためとのことだ。

S501JはS500と同じ50音順のキーボード配列を採用するモデルで、S501EはQWERTY配列キーボードを採用。なお、2モデルはキーボード配列の変更により、若干本体質量に差がでており、S501JはS500と同じ114gだが、S501Eは117gとなっている。

S502は、S501Eと同じ本体に、英語関連を中心としたコンテンツを収録したモデル。収録されているコンテンツは、「学研監修 国語辞典」「学研監修 漢字辞典」「ジーニアス英和大辞典」「オックスフォード現代英英辞典 第7版」「新版オックスフォード学習者のための句動詞辞典」「ウィズダム和英辞典」の計6本。