シンタックスジャパンは、高い安定性と音質に定評のあるRME社の24ビット/192kHz対応USBオーディオインタフェース「Fireface UC」(USB Compact)を、2009年10月17日から発売開始すると発表した。価格は、オープンプライス。

Fireface UCでは、RME社のHammerfallコアをベースにして、新たに設計された独自の伝送技術を採用。ハイパフォーマンスなオーディオ入出力を実現させるために、最適化されたUSB 2.0ハイスピードバスを搭載。マルチチャンネルでも超低レイテンシーを実現していて、従来のUSB製品を凌駕して、プロフェッショナルユースに耐えるハイスペックを実現している。なお、使用OSにより自動的に切替えが行われる2つのファームウェアを本体に内蔵することで、そのレイテンシーはPCI Expressを採用した製品にも匹敵する、Windows Vistaで最小48サンプル、Mac OS Xで14サンプルまで抑えることが可能となっている。

Fireface UCは、ハーフラックサイズのコンパクトなボディーながら、入力系統も豊富だ。アナログ・ライン入力6系統、マイク/ライン入力2系統、アナログ・ライン出力8系統、ADAT入出力(S/MUX対応)、SPDIFコアキシャル入出力など、合計36チャンネルにもおよぶ同クラス最高レベルの多彩かつ柔軟な入出力を装備している。また、本体フロントパネルのロータリーエンコーダーおよびディスプレイにより、シンプルなスタンドアローンでの操作にも完全対応している。ハードウェアベースでデジタル信号を解析するRME独自のユーティリティDigicheck機能には、レベルメーターをはじめ、スペクトルアナライザー、オシロスコープ、CPU負荷を極限まで抑えた長時間録音用のマルチ録音機能などを搭載している。入力信号の同期状態を監視しつつ、その結果を表示できるSyncCheck機能なども搭載。対応OSは、Windows XP SP2以降/Vista/7、Mac OS X 10.5以上(10.6対応)。

「Fireface UC」には、RME社独自の非常に高度なUSBオーディオ回路が導入されており、これまでにない広範囲にわたる互換性を持ち、ハイクオリティーなサウンドを提供することが可能。ワードクロック入出力やSteadyClock技術によるジッター抑制など、デジタル関連では秀逸の同期性能を誇る、まさにプロ仕様のUSBオーディオインタフェースといえる