「Compatible with Windows 7」のロゴ

米MicrosoftのWindows製品戦略部門シニアディレクターのMark Relph氏は1日(現地時間)、Windows Team Blogへの投稿の中でリニューアルされたWindows 7のロゴ取得プログラムについて説明した。ロゴ取得製品ではWindows 7のすべてのバージョンでの互換性が検証されていることを述べており、特に64bit環境での動作が保証している点を強調する。

認定ロゴは互換性維持を目的としており、バグチェックを含む多くの基本的なテストを通過する必要がある。特にWindows 7では多くの派生バージョンが存在しており、上位エディションと下位エディションの組み合わせだけでなく、32bitと64bitの両方のバージョンでの検証も必要になる。これはWindows 7の世代で多くのユーザーが64bitに移行することをMicrosoftが見込んでいるためだ。このようにロゴ取得プログラムはパートナー向けの施策だが、周辺機器やソフトウェアの購入においてユーザーの最終的な判断基準となる。そのため、パートナーがスムーズにロゴを取得し、Windows 7のエコシステムを充実させる工夫が行われている。例えばテスト自体は厳密さを維持するものの、プロセスの変更で従来まで必要だった多数の書面の用意を必要としなくなった。また検証のために何カ月もの準備期間を設けており、以上を経てパートナーがより認定ロゴを取得しやすくなっているとMicrosoftでは説明する。こうしたパートナーとの連携はReady.Set.7のサイトで確認できる。

またユーザーにとってのメリットは利用のシンプルさとトラブルの軽減にある。例えばロゴ認定プログラムを取得した周辺機器であれば、簡単にセットアップが行える。デジタルカメラであれば、写真の転送のための設定と作業が数分内で行え、無線デバイスの追加も対応ロゴ付きの製品であれば数秒程度で接続が完了する。対応ロゴや製品パッケージやWebサイトで確認できるため、ユーザーにとっては対応を調べるのが簡単で、メーカーにとっては分かりやすいアピールポイントとなる。