パナソニックは2日、デジタル一眼カメラ「LUMIX G」シリーズで採用している「マイクロフォーサーズシステム規格」に準拠した交換レンズ2本を発表。発売はパンケーキレンズ「H-H020」が9月18日で、価格は52,500円。ライカDGマクロエルマリートレンズ「H-ES045」が10月23日発売予定で、価格は99,750円。
単焦点20mmパンケーキレンズ「H-H020」
H-H020(LUMIX G 20mm/F1.7 ASPH.)は、大口径F1.7の小型・軽量のパンケーキレンズ。焦点距離は35mm判換算で40mmとなっており、2枚3面の非球面レンズを含む5群7枚構成を採用している。さらに、7枚羽根の円形虹彩絞りとし、フィルター径φ46mmで、最大径×長さが約φ63mm×約25.5mm、約100gという気軽に持ち運びできる小型パンケーキスタイルで、スナップ撮影からボケ味を活かした作品づくりまで、多様な撮影シーンで活用できる。撮影可能範囲は0.2m~∞(撮像面より)で、画角は57°。
45mmマクロレンズ「H-ES045」
H-ES045(LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S.)は、マイクロフォーサーズシステム用交換レンズとして初となるライカDGマクロレンズ。歪曲収差、ゴースト・フレア、周辺解像度の低下を極限まで抑えた優れた光学性能を達成している。非球面レンズ1枚、EDレンズ1枚を含む10群14枚構成となっており、フォーカスには3群フローティングのインナーフォーカス方式を採用した。
また、無限遠から等倍マクロ(35mm判換算:2倍相当)撮影まで、全域で安定して高コントラスト・高解像を実現。レンズ駆動には静かで快適な撮影が可能な「ステッピングモーター」を採用し、フォーカススイッチによる最短撮影距離の切り換え(15cm⇔50cm)機能や、手ブレ防止機能も装備した。焦点距離は35mm判換算で90mm、画角は27°。7枚羽根の円形虹彩絞りを採用し、開放絞りはF2.8、最小絞りはF22となっている。最大撮影倍率は1.0倍(35mm判換算:2.0倍)。サイズは、フィルター径φ46mmで、最大径×長さが約φ63mm×約62.5mm、重さは約225g。
なお、同社のマイクロフォーサーズシステム用交換レンズは、上記2本を追加し、計6本のラインナップとなった。