キヤノンは1日、マクロレンズ「EF100mm F2.8L マクロIS USM」を発表した。発売は10月上旬を予定している。価格は12万円(税別)。

中望遠マクロレンズ「EF100mm F2.8L マクロIS USM」。至近撮影時の色収差も改善している

同レンズの最大の特徴は、「アングルブレ補正」と「シフトブレ補正」を採用し、等倍撮影時にも補正効果を発揮する新レンズテクノロジー「ハイブリッドIS」を採用した点。同時に発表された「EOS 7D」と組み合わせることで、カメラの「AIサーボAF II」とハイブリッドISを活用し、マクロ撮影時により高い補正効果を発揮するという。

ボディは防塵・防滴性能を採用。9枚羽根の円形絞りを備え、きれいなボケ味も表現可能だ。このほか、質感・操作性の改善も図っており、シャッタースピード換算で約4段分の手ブレ補正効果を実現している(通常撮影距離領域)。

レンズ構成は12群15枚(UDレンズ1枚)、焦点距離は24×36mm(35mm判換算)、最短撮影距離は0.3m、最大撮影倍率は1倍。サイズはフィルター径67mm、最大径77.7mm、全長123mm、質量625g。

なお、従来モデル「EF100mm F2.8 マクロ USM」は併売される。