カシオ計算機は21日、電子辞書「エクスワード」シリーズより英語系コンテンツを充実させた高校生モデル「XD-SF4850」を発表。発売は28日で、価格はオープン。推定市場価格は3万5,000円前後。

「キクタン」シリーズなど大学受験に役立つ英語系コンテンツを多数搭載した「XD-SF4850」

同製品では、高校生向け従来モデル「XD-SF4800」に搭載されていた音楽に合わせて単語を聞く「キクタン」シリーズの「キクタン【Entry】2000」に加えて、「キクタン【Basic】4000」「キクタン【Advanced】6000」「キクタンリーディング【Basic】4000」「キクタンリーディング【Advanced】6000」の4コンテンツを追加収録。大学受験を目指す高校生に向けて、英語系コンテンツを強化した。

また、5.3型の「メインパネル」と「手書きパネル」を備えた「ツインタッチパネル」を採用。メインパネルには、「音声」「ジャンプ」など使用頻度の高い機能をタッチ操作で実行できる「クイックパレット」も従来モデルよりひき続き搭載する。

さらに本体の傾きを検知する「アクションセンサー」も装備。収録された「日本文学100作品」などを本体を縦方向に持つことで縦書きの「ブックスタイル表示」で読むことができるほか、左右に傾ける動作でページ送りも可能。さらに「対面表示」では、10カ国語旅行会話集の例文表示中に画面を相手側に傾け、例文を相手側に向けて表示できる。

本体カラーはホワイト、ネイビー、ピンクの3色

収録コンテンツは「キクタン」シリーズを含む英会話・トラベル31種類、「山川 日本史小辞典」「三省堂 生物小事典」「数学公式集」など学習45種類、「広辞苑」など国語系9種類、「ジーニアス英和辞典」など英語系8種類、「敬語早わかり辞典」など生活・実用25種類、「日経パソコン用語事典」など実務・情報2種類の合計120種類となっている。

内蔵メモリーは50MB。市販のCD語学教材の音声を、電子辞書に転送して内蔵メモリーに約3時間収録可能。また、microSDメモリーカードスロットも装備し、別売コンテンツの追加もできる。電源は、単4形アルカリ乾電池×2本(付属)もしくは別売りの単4形eneloop×2。単4形アルカリ乾電池寿命は約130時間(英和辞典の訳表示で連続放置時)。本体サイズは146.0(W)×102.0(H)×15.5mm(最薄部)で、重さは約280g(電池込み)。