サイバーリンクは、Intel Core i7、NVIDIA CUDA、ATI Streamなど最新のテクノロジーに対応しながら手軽にユーザーがビデオ編集を行えるソフト「PowerDirector 8」ダウンロード版を8月7日より発売する。パッケージ版は9月を予定している。対応OSは、Windows XP / Vista / 7。ラインナップはBDMVメニューやAVCHD形式からのDVD作成なども可能な「PowerDirector 8 Ultra」(価格11,800円)と「PowerDirector 8 Deluxe」(価格9,200円)。アップグレード版も提供され、それぞれ価格9,800円、7,300円となる。
製品は、Intel Core i7、NVIDIA CUDA、ATI Streamなどの最新のテクノロジーに対応し、ビデオレンダリングの高速化が図られたビデオ編集ソフト。16トラック、9トラックPiP(Picture-in-Picture)、4オーディオトラックのタイムラインでの本格的な編集から、「Magic Tool」と呼ばれる初心者でも簡単に自動で編集を行えるツールの搭載、180,000人以上のクリエイターが作成したエフェクトやディスクメニュー、テンプレートを自由に利用できる「DirectZone」など、幅広いユーザーが利用できる。
新バージョンでは、9PiPトラック、4オーディオトラックへの対応、タイムライン上でのコピーや切り取り、編集画面のサイズを変更し、作業スペースを自由に変えられるなど編集画面の機能強化が図られているほか、同社のテクノロジーTruth eaterを搭載、動画をより高画質に見えるようにするビデオエンハンスメント、フレーム挿入技術をつかった滑らかなスローモーション作成、ノイズ除去など画質を向上させる技術も搭載されている。編集ツールには、粒子状のエフェクトを自在に動画上に配置できるパーティクルエフェクトと呼ばれるデザインツールが搭載され、様々な動きのある素材や写真などを映像に付加することもできる。
またIntel Core i7、NVIDIA CUDA、ATI Streamを利用したレンダリング、エンコーディングなどビデオレンダリングの高速化も図られており、各エフェクトにはCUDA、ATI各対応を表すアイコンも表示され、環境に応じたエフェクトを選択できる。また、デュアルモニターにも対応し、片方のモニタで実際の映像を流しながら、もう片方のモニタで編集作業を行えるようになる。
オンラインコミュニティー「DirectorZone」では、180,000人以上のクリエイターからのエフェクトやディスクメニュー、テンプレートなどのダウンロードが可能なほか、DirectorZone内ではユーザーが作成したビデオギャラリーのプロジェクトタイムラインが公開されており、ユーザーは他のユーザーが作成した映像テクニックをタイムラインを通じて把握することもできる。これにより、映像編集テクニックの共有、向上が受けられるなど多数の新機能が搭載されている。