最新SSDの実力はベンチマークで確認するとして、まずは機能面からチェックしていこう。SSD以外のスペックに関してはdynabook SS RX2/T9Jとほぼ同等で、Core 2 Duo SU9400(1.40GHz)、3GBメモリ、1,280×800ドット表示の12.1型ワイド液晶、DVDスーパーマルチドライブ、IEEE802.11a/b/g/n準拠のワイヤレスLAN、指紋センサーなどを装備。マグネシウム合金を採用した薄型かつ高い強度を誇るボディ、衝撃に強いプロテクト構造といったデザイン面での仕様もそのまま継承されている。違いを挙げるとすれば、Bluetooth Ver.2.1+EDRが標準搭載されていることくらいだ。
傷が目立ちにくく、ビジネスにも使いやすいシルバーを用いたシンプルデザインの天板 |
薄型ながらタイピング時の歪みを感じさせないキーボード。外部ディスプレイ表示の切り替えおよび、液晶のバックライトをワンタッチでオン・オフできるキーボード右上のボタンも顕在 |
本体右側面にはDVDスーパーマルチドライブ、ワイヤレスLANのハードウェアスイッチ、USB 2.0、LANポート、PCカードスロット TYPE IIを装備 |
ミニD-sub 15ピン、eSATA/USB 2.0共有ポート、USB 2.0、ヘッドホン出力、マイク入力、ボリューム調整スイッチなどを配置した左側面 |
本体重量についてはdynabook SS RX2/T9Jが978gなのに対して、dynabook SS RX2/WAJでは1,095gと117gの増加。これは単純にSSDおよびBluetooth機能の追加分と見られ、同シリーズで250GBのHDDを搭載する機種とほぼ同等なことを考えれば十分なスペックといえる。筆者もイベント取材時などにノートPCを持ち歩く機会が多いが、これならばビジネスバッグにスッキリと収まるし、一日中持ち歩いても疲労が少なくて済みそうである。
また、薄型モデルではタイピング時にキーボード部分が沈み込むような剛性感のなさを感じがちだが、dynabook SS RX2/WAJはこうした部分でも安心して利用することができる。そのほか、日中にバックライトをオフにすることで視認性とバッテリ持続時間の向上が図れたり、ACアダプタにウォールマウントプラグが用意されているなど、シリーズに脈々と受け継がれているモバイル向けの機能も嬉しい部分だ。