日本ビクターは29日、BDプレーヤー「XV-BP1」を発表した。7月上旬の発売を予定しており、価格はオープン。市場価格は4万2,000円前後と予想される。

普及クラスながら、さまざまなコンテンツの再生に対応する「XV-BP1」

XV-BP1は、BDタイトルの高画質を手軽に楽しむことができる普及価格帯のプレーヤー。普及クラスではあるが、1080/24p出力にも対応しており、フィルムライクな質感を楽しむことができる(ディスプレイ側でも1080/24pに対応している必要がある)。BD-LIVE/BONUS VIEWにも対応しており、追加映像などの拡張コンテンツも楽しむことができる。また、アップスケーラーも搭載しており、DVDの映像を1080/60pの高精細でHDMI出力することが可能だ。

BDタイトルだけでなく、さまざまな種類のコンテンツに対応するのも大きな特徴。使用できるメディアは、BD-ROM/R/RE(BDMV/BDAV)、-RAM以外のDVD、音楽CD、CD-R/RW。ハイビジョンムービーなどのAVCHDディスクにも対応する。もちろん、同社のデジタルハイビジョンムービー「Everio」シリーズのオプションのDVDライター「CU-VD50」でAVCHD方式で記録されたディスクも再生可能だ(旧タイプのDVDライターでMPEG-2形式でハイビジョン記録を行ったディスクには対応していない)。

フロントパネルにはUSBポートも装備される

再生できるファイル形式は、動画はMPEG-2/4、AVCHD、DivX。MPEG-4は1920×1080ピクセルまで、DivXは720×576ピクセルまで、MPEG-2は720×480ピクセルまでの解像度に対応する。静止画はJPEG/PNG/GIFの再生に対応。音声ファイルはMP3(8~320kbps)/WMA(32~164kbps)に対応する。フロントパネルにはUSBポートが装備されており、ここに接続したマスストレージクラスに対応したデバイスも、光学メディアと同じように再生が可能だ。 タイトルが表示されるまでが速いのもXV-BP1の大きな特徴。同社によると、一般的なBDプレーヤーでは、ディスクを入れてからタイトルが表示されるまでにかかる時間は、50秒前後のものが多いとのことだが、XV-BP1では39秒程度でタイトルが表示されるとのことだ。 なお、同社では、XV-BP1の限定モニター販売も行う。ビクターパスポートクラブへの登録と、使用時の感想などのアンケートに回答することが条件。販売価格は入札で決められるが、下限価格2万5,000円~上限価格3万9,800円となっている。現定数は300台で、募集期間は6月29日~7月6日の17:00まで。