カシオ計算機は15日、同社のハイスピードデジタルカメラ「HIGH SPEED EXILIM(ハイスピード エクシリム) EX-FC100」が、カメラグランプリ2009における「カメラ記者クラブ賞」を受賞したと発表した。
カメラグランプリは、日本国内の写真・カメラ専門誌13誌(2009年5月現在)の記者で構成されるカメラ記者クラブが主催する賞。「カメラ記者クラブ賞」は、カメラ記者クラブ会員の合議によって、"大衆性"、"話題性"、"先進性"に優れていると認められた製品に贈られ、「時代を反映した賞」(カメラ記者クラブ 代表幹事 柴田誠氏)となる。
EX-FC100は、2月20日に発売された910万画素ハイスピードCMOSセンサーを搭載した小型サイズのハイスピードデジタルカメラ。2008年3月に発売されたフラッグシップモデル「EX-F1」で実現した60枚/秒の高速連写や、最大1200fpsのハイスピードムービーなどの技術をベースに開発しつつも、回路やセンサーユニットの小型化により、30枚/秒の高速連写や最大1000fpsのハイスピードムービー機能を手のひらに収まるコンパクトボディに凝縮したのが特徴となっている。製品の詳細はこちら。
また、「スローモーションビュー」や「いち押しショット」などエントリー層にも使いやすい機能を搭載。より完成度を高めたエントリーモデルとして「コンパクトデジタルカメラの大きなトレンドへと成長した高速連写、ハイスピードムービーの世界を広くわかりやすく、一般ユーザーに提供した最大の功労者であり、デジタルカメラによる写真表現の新たな可能性と魅力を見出した」ことが今回の受賞理由となっている。
これを受け、同社では「今後も最先端のデジタル技術と独創的な商品企画で従来の発想にとらわれない斬新な製品を開発し、市場の拡大や新しい用途を創造していきたい」としている。