続いてゲームテストに移るが、今回から、テストタイトルを変更し、「Far Cry 2」「CRYSIS WARHEAD」「Dead Space」「DEVIL MAY CRY 4」とした。全てDirectX 10版でテストしているほか、画質オプションも、一段高画質なものに変更している。これ以外にも設定を詰められなかったり時間切れだったりと、今回フォローしきれなかったタイトルもあり、筆者の習得に合わせて追加や入れ替えを行うかもしれないが、当面はこれらタイトルに重点を置くこととしたい。

グラフ8はFar Cry 2の結果。画質オプションはプリセットで「Ultra High」を適用した後、アンチエイリアス(AA)をx8に設定して計測した。1点補足すると、このテストにおいてはRadeon HD 4870のスコアが暴れたため、これのみ3回計測した際のトップスコアを記録としている(他は全て3回の平均)。さて結果だが、GeForce GTX 295が圧倒的なのはもちろん、GeForce GTX 285/280も高解像度でRadeon HD 4870 X2を超えてくる。なお、GeForce GTX 295に関しては、1920×1200ドットでも平均FPSで60、最少FPSでも45であり、かなり安定してプレイできる。

グラフ9はCRYSISシリーズの最新版CRYSIS WARHEAD。従来のCRYSISのテストではアンチエイリアス(AA)および異方向性フィルタ(AN)を適用してこなかったが、今回は4xAA/8xAN適用してみた。また、V-SYNCをオフとしたほか、プリセットはVery Highに指定している。全体の傾向としてはFar Cry 2と同様だが、1920×1200ドットでの2番手はRadeon HD 4870 X2という順当な結果となった。ただ、今回計測したデータでは、GeForce GTX 295およびRadeon HD 4870 X2という両デュアルGPUカードで、1024×768時に何かが頭打ちになる現象が出ている。

グラフ10はDead Space。画質オプションはV-SYNCをのぞきチェックできる箇所はオンまたはHighとしてある。このタイトルに関しては、GeForceが圧倒的に優位。ただ、GeForce GTX 295の低解像度で頭打ちが出る、Radeon HD 4870 X2の挙動がおかしい、という2点の異常が見られた。

グラフ11はDEVIL MAY CRY 4。画質オプションはHigh、そしてアンチエイリアス(AA)をx8としてテストしている。Scene 1~4に分かれて結果が出るが、それぞれ3回計測した平均とし、積み上げグラフで示してみた。テスト結果は非常に素直なもので、3DMark Vantageにも近い結果が表れる。