バッファローは、ネットワークメディアプレーヤー「リンクシアター」シリーズの新モデル「LT-H91LAN」を発表した。発売は12月下旬の予定で、価格は2万5,410円。

アクトビラ・ビデオフルに対応した、新「リンクシアター」。既存のテレビに接続して、最新型テレビと同等のネットワーク機能を実現可能だ

同製品は、従来のLT-H90シリーズのリンクシアターに「アクトビラビデオ・フル」を使用するための機能をプラスしたモデル。アクトビラビデオ・フルはアクトビラ(旧テレビポータル)が運営するビデオオンデマンドサービスで、映画などのコンテンツがストリーミング配信され、ハイビジョンテレビのフル画面で楽しめるというもの。会員登録は無料で、タイトルを視聴するごとに、料金が発生する。コンテンツごとに48時間、72時間といった視聴期間が定められており、その間であれば何度でも繰り返して試聴することが可能だ(録画は非対応)。現在、同サービスに対応したテレビは、パナソニックのプラズマテレビ「PZ800/PZR900」シリーズ、シャープ「XS1/RX5」シリーズ、東芝「Z3500/ZH500/ZV500/Z7000/ZH7000」シリーズなど、限られたモデルしか存在しないが、LT-H91LANを使用することで、アクトビラビデオ・フル未対応のテレビでも、同サービスが利用可能になる。また同サービスへの対応に合わせて、ブラウザーも新たに搭載されており、リンクシアターとテレビの組み合わせでWebサイトの閲覧も可能だ。

従来のLT-H90Hシリーズには、有線LANタイプの「LT-H90LAN」、無線LANタイプの「LT-H90WN」、有線LANタイプで、地上/BS/110°CSデジタルチューナーを搭載した「LT-H90DTV」が存在する。今回発表されたLT-H91LANは、有線LANタイプのLT-H90LANの後継モデルということになる。なお、ネットワークメディアプレーヤーとしての機能に関してはLT-H90シリーズと同等で、本体のみで、PCやNASなどに保存されているMPEG-1/2/4型式とH.264型式、WMV型式、Xvid型式の動画、JPEG/BMP/PNG/GIF型式の静止画、AAC/MP3/WMA/AC3型式の音声ファイルの再生が可能。また、添付ソフトにより、その他のフォーマットのファイルも、トランスコードして再生することも可能だ。

なお、リンクシアターシリーズでは、LT-H90Hシリーズより、DTCPIPに対応しており、このところ増えてきている、DLNAサーバー機能を搭載したハイビジョンレコーダーなどの映像を、ネットワーク経由で試聴することが可能となっている。