米NVIDIAは2日(現地時間)、PhysX対応のゲームやCUDAを活用したアプリケーションなどをまとめた「Graphics Plus Power Pack #2」を発表、無料ダウンロードを開始した。これらを利用するには、GeForce 8シリーズ以降のGPUが必要となる。
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「NVIDIA PhysX」は、物理演算をサポートする計算エンジン。爆発する物体などをリアルに描画することが可能になる。「NVIDIA CUDA」は、GPUの演算能力をグラフィックス以外に活用する技術(いわゆるGPGPU)。ビデオのエンコード処理などに応用すれば、CPUのみの時よりも高速に実行することができる。
最初のPower Packは今年8月にリリースされており、今回は第2弾。提供される内容は以下のようになっている。
- FPSゲーム「Warmonger」の2つの新しいレベル「Tombstone」「Asylum」
- パズルゲーム「Crazy Machines 2」(PhysXによるGPUアクセラレーション)
- Kenneth Bugeja氏による「Dark Basic Fluids Demo」(PhysXによる流体デモ)
- Kenneth Bugeja氏による「Dark Basic PhysX Soft Body Demo」(PhysXによるデモ)
- NVIDIA PhysX スクリーンセーバー
- ビデオ編集ソフト「PowerDirector 7.0 トライアル版」(CUDAアクセラレーション)
- エンコーダソフト「TMPGEnc XPress 4.6.2.266 トライアル版」(CUDAアクセラレーション)
利用にはGeForce 8シリーズ以降のGPUと対応ドライバ(v178.24以降)が必要。GeForce 8/9シリーズ、GeForce GTX 200シリーズのディスクリートGPUはもちろん、GeForce 8100などチップセット内蔵GPUで対応しているものもある。