ナナオは4日、DisplayPortに対応した24.1型ワイドWUXGA(1,920×1,200)液晶ディスプレイ「EIZO FlexScan S2432W」を発表した。同社直販サイト「EIZO Direct」での直販価格は97,800円。発売日は12月10日予定。

「EIZO FlexScan S2432W」。左がブラック、右がセレーングレイ

EIZO FlexScan S2432Wは、2007年6月に発売されたビジネスユーザー向け「EIZO FlexScan S2431W」の後継機種。表示色域をNTSC比92%、Adobe RGBカバー率96%にまで広げたほか、ガンマ特性の簡易調整を行うことで個体差の表示ばらつきを軽減するなど表示性能を向上させているのが特徴だ。また、EIZO FlexScanシリーズでは初めて、インタフェースの新規格DisplayPortを搭載し、映像ケーブル1本で映像と音声の伝送や最大15mの長距離信号伝送をサポートする。入力端子は、1系統のDisplayPortに加え、DVI-DとD-sub 15ピンがそれぞれ1系統ずつ用意され、DisplayPortとDVI-Dは著作権保護技術HDCPに対応している。

消費電力低減機能も豊富に盛り込まれ、周囲の明るさに応じて画面を適切な輝度に調整する「Auto EcoView」機能がディスプレイ正面のボタン操作ひとつで起動可能。また、表示輝度に応じた消費電力の度合いをインジケーター表示で確認できる「EcoView Index」機能、ディスプレイを使用していない時に起動するオフタイマー機能やサウンドセーブ機能などが利用できる。主電源オフ時の消費電力ゼロWを実現し、同社が独自で制定する環境ラベル「EIZO Eco Products 2009」の要件も満たしている。

仕様は、画素ピッチが0.270mm、輝度が360cd/平方メートル、コントラスト比が1,000:1、応答速度が16ミリ秒(黒→白→黒)、6ミリ秒(中間階調)。視野角は水平・垂直ともに178度ずつ、チルトは上40度、スウィーベルは左右35度ずつ。

本体サイズは566(W)×208.5(D)×456~538(H)mm、重量は約10.2kg。カラーはセレーングレイとブラックの2色。映像入力端子ははDisplayPort×1、DVI-D×1、D-sub 15ピン×1。その他のインタフェースはUSB 2.0×2。スピーカーを搭載。保証期間は5年間(LCDパネルとバックライトは3年間)。