ソフトバンクモバイルは30日、ソフトバンク3G携帯電話の新製品「AQUOSケータイ FULLTOUCH 931SH」を発表した。3.8インチハーフXGA液晶(1,024×480ドット)を搭載したスライドタイプで、新サービス「モバイルウィジェット」に対応する。11月下旬以降に販売を開始する。
931SHはディスプレイに、タッチユーザーインタフェースを備えた3.8インチハーフXGA NewモバイルASV液晶を搭載し、ほとんどの操作をタッチパネルで行える。シャープの液晶テレビ「AQUOS(アクオス)」で培った高画質技術を応用し、リアルな色彩表現、高コントラストでの表示を実現。ワンセグ受信時には、従来の映像調整にテレビと同様の色調整を加えた「SVエンジン+」、毎秒15フレームの映像を毎秒30フレームに変換する「なめらかフレーム補間」により高精細な映像で視聴できる。
携帯電話の操作はタッチパネルで行える。タップ/ドラッグ/フリック(軽くはじく)などのアクションで、直感的に操作することが可能だ。待ち受け画面によく利用する機能やデータのアイコンを貼り付け、アイコンをタップするだけですばやく起動するといった使い方もできる。
本体下部には、ハードキーを搭載しており、メール作成時などに打鍵感のあるハードキーを利用した入力が行える。スライドを閉じた状態では、ソフトウェアキーボードによるタップ入力が可能だ。なお、スライドを開いていても、タッチUIでの操作と併用できる。
このほか931SHは、新サービス「モバイルウィジェット」に対応する。モバイルウィジェットは待ち受け画面上に、ニュースや地図情報などのアプリケーションのアイコンが配置され、簡単に実行できる。931SHには、あらかじめ、モバゲータウン、mixi、Yahoo!天気情報など、13種類のウィジェットコンテンツがプリセットされている。同サービスの月額使用料は無料だが、コンテンツのダウンロード時、情報の自動更新時は別途通信料が発生する。
なおソフトバンクモバイルは、モバイルウィジェットの開始と同時に、同ウィジェットの公開・配信を行う「ウィジェットストア」をオープンする。同社は、モバイルウィジェットの仕様や開発ツールを公開するなど、オープンな開発環境を提供。同サービスの普及を促進するとしている。同サービス/ストアは、931SHの発売に合わせて(11月下旬以降)提供を開始。対応機種は931SHのみだが、順次拡大していく予定だという。
機能面では、オートフォーカス・手ブレ補正に対応した有効画素数520万画素CMOSカメラを搭載。「6軸手ブレ補正」と「動き検出被写体ブレ補正」の2つの手ブレ補正機能を搭載するほか、被写体の中から顔を検出して撮影する「顔優先オートフォーカス」機能も備える。カメラレンズには、29mmの広角レンズを採用した。
このほか、Bluetooth、おサイフケータイ、ミュージックプレイヤー、赤外線通信(IrDA)に対応。通信面では、国際ローミング、PCメール、PCサイトブラウザ、3Gハイスピードをサポート。カラーバリエーションは、ブラック/シルバー/ピンクゴールド/レッドの4色を用意している。
通信方式 | 国内 | W-CDMA方式 |
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海外 | W-CDMA方式、GSM方式(900/1,800/1,900MHz) | |
サイズ | 約52×115×16mm(突起部除く) | |
重さ | 約130g | |
連続通話時間/待受時間 | W-CDMA網 | 約250分/約340時間(静止状態) |
GSM網 | 約230分/約320時間(静止状態) | |
ワンセグ連続視聴時間 | 約4時間 | |
ディスプレイ | 3.8インチハーフXGA(1,024×480ドット)NewモバイルASV液晶(最大26万色) | |
カメラ | 有効画素数520万画素CMOS(オートフォーカス・手ぶれ補正対応) | |
外部メモリー(推奨容量) | microSDHCカード(最大8GB) | |
カラーバリエーション | ブラック/シルバー/ピンクゴールド/レッド |