キヤノンは26日、人物の顔にピント・露出・ホワイトバランス・ストロボ発光量などを的確に合わせる顔認識技術や、ISO 1600の高感度撮影を実現したコンパクトデジタルカメラ「Power Shot (パワーショット)」の新製品として、「Power Shot SX110 IS」「Power Shot A2000 IS」「「Power Shot A1000 IS」「Power Shot E1」の4機種を発表した。発売は9月4日(E1は9月中旬)で、価格はオープン。推定市場価格はSX110 ISが3万3,000円前後、A2000 ISが3万円前後、A1000 ISが2万2,000円前後、E1が2万3,000円前後になる模様。
今回発売されたPower Shot共通の特長は、人物の顔にピント、露出、ホワイトバランス、ストロボ発光量を的確に合わせる「フェイスキャッチテクノロジー」と、ISO 1600 までの高感度撮影を実現した「ノイズリダクションテクノロジー」を搭載していること。被写体の動きの有無を検知して、ブレの制御と画質のバランスを判断し、最適なISO 感度を自動的に設定する「モーションキャッチテクノロジー」も搭載する。また、今回のモデルはいずれも単3形電池に対応しており、充電池のほか、アルカリ電池×2本でも使用できる。
「SX110 IS」は、「SX100 IS」の後継機にあたり、35mm判換算36~360mm相当の10倍ズームレンズを搭載した高倍率ズームモデル。光学式手ブレ補正機能も搭載する。撮像素子は1/2.3型有効約900万画素、液晶モニターには広視野角タイプの3.0型を採用した。シャッタースピード優先/絞り優先などの露出設定、マニュアルフォーカスも可能となっている。ボディサイズは110.6(W)×70.4(H)×44.7(D)mm、重さは約245g(本体のみ)。
「A2000 IS」は、「A720 IS」の後継機種。従来のPowerShot Aシリーズのグリップスタイルから、直線的でシャープなデザインに一新。薄型化と軽量化を実現したという。撮像素子は1/2.3型の有効約1000万画素CCD。レンズは光学式手ブレ補正機能付きの6倍ズームレンズ(35mm判換算36~216mm相当)、モニターには3.0型の大型液晶を搭載する。サイズは101.9(W)×63.5(H)×31.9(D)mm、重さは約185g(本体のみ)。
「A1000 IS」は、「A590 IS」の後継機種で、A2000 ISと同様に薄型化と軽量化を実現。さらに低価格化されたモデル。撮像素子は1/2.3型の有効約1000万画素CCD。レンズは35mm判換算35~140mm相当で、光学式手ブレ補正機能を搭載する。モニターは2.5型液晶。サイズは95.4(W)×62.4(H)×31.0(D)mm、重さは約155g(本体のみ)。
「E1」は、従来のPower Shotのデザインとは異なった、丸みを帯びたフォルムのデザインが特徴。ボディカラーには、バニラのアイスクリームをイメージした「バニラホワイト」、ピンクのバラをイメージした「コットンピンク」、南国の青い海をイメージした「アクアブルー」の3 色が用意される。撮像素子は1/2.3型の有効約1000万画素CCD。レンズは35mm判換算35~140mm相当の4倍ズームレンズ。光学式手ブレ補正機能も搭載する。モニターは2.5型。サイズは101.2(W)×63.8(H)×31.4(D)mm、重さは約160g(本体のみ)。