アビーは5日、ハイエンドシステム向けATX電源ユニット「AS Power Silentist+シリーズ」の新製品として、定格出力670Wモデルの「SP-670EA」、および定格出力570Wモデルの「SP-570EA」を発表した。価格はいずれもオープンだが、予想実売価格は定格出力670Wモデルが1万7,980円前後、定格出力570Wモデルが1万4,980円前後。発売日は8月6日。

AS Power Silentist+シリーズ

今回発表された2製品は、フラッグシップライン「AS Power Extremeシリーズ」に採用されているON/OFFスイッチ付きファン駆動可変システム「BFS PRO(バックアップ・ファン・システム・プロ)」を搭載して静音性を高めているほか、最大20Aの+12V出力を4系統装備する+12Vマルチフィードシステムや、80%以上の高効率を実現したデュアルフォワードコンバータ設計の採用、日本製コンデンサの搭載などを特徴としている。

4系統の+12V出力は、リアパネルに用意されたターボパワースイッチによって1系統に統合できる「COMBINEモード」が利用できる。消費電力の変化が大きいハイエンドビデオカードによるゲーミングマシンなどの稼働時や、搭載した各デバイスの消費電力がはっきりとしない場合には、このCOMBINEモードに切り替えることで出力バランスを気にすることなく使用できる。

本体サイズは150(W)×150(D)×86(H)mm。冷却には120mm角の回転数自動制御機能付きファンが内蔵されている。保護機能はショート防止回路、過電流・過電圧保護回路、シグナルコントロールガードなど。平均故障間隔(MTBF)は一般的な電源ユニットの約3倍という14万時間で、仮に故障の際しても同等製品との交換を約束する2年間の新品交換保証が付属する。