ユーザーイベント「Intel in Akiba 2008 Summer」が秋葉原UDXのアキバ・スクエアで開催された。初日の模様はこちらの記事でお伝えした通り。2日目となる3日(日)は、"あの"未発表CPUの姿が当日初公開されるなどし、初日に勝るとも劣らない盛り上がりを見せた。

ところで、写真はこちらの初日記事でも紹介した謎のMini-ITXボードなのだが……

2日目にブースを通りかかったところ、何故かCPU部のヒートシンクが外れて展示されていた。コレは!?

発売中の「D945GCLF」と比べると、バックパネル部にS端子が追加されている点も特徴だろう

吉田共同社長の姿も

2日目のオープニングは、声優・白石涼子さんが登場するトークセッションだ。会場内にも出展があったNTTデータシステムのペイントソフト「水彩」を利用し、パソコンで手軽に水彩画が楽しめる様や、美麗なグラフィックスのパソコンゲームが快適に遊べることなどを、白石さんが実際に体験してみることで紹介。インテルの代表取締役共同社長・吉田和正氏が急遽ステージに登壇してユーザーにコメントを述べる場面などもあり、開幕直後ながら会場のボルテージを一気に上昇させていた。

白石涼子さんとインテルによるセッション。パソコンの楽しさを、実際に体験しながら紹介していた

NTTデータシステムのペイントソフト「水彩」を利用してお絵かき中の白石さん

白石涼子画伯による作例(?)。テーマは「夏」だとか

会場内をふつうに歩いていたインテルの吉田和正共同社長。思わず「あ、社長だ!」

会場の一角ではオーバークロックの世界記録チャレンジが行われていたのだが、吉田氏も興味津々の様子

天野氏がアレ(?)を……

おなじみのインテル天野氏。オーバークロックチャレンジ用の液体窒素が入った容器を手に不敵な笑み。最近は口を滑らせないように気をつけているそうだが、サービス精神旺盛な同氏のこと、今回もきっと驚かせてくれる……ハズ

前日に引き続き、ライター・高橋敏也氏とインテルの"神様"こと天野伸彦氏によるセッションが行われたのだが、ここで予期せぬサプライズがあった。セッション自体は、 オーバークロック世界記録保持者のNew Beetle氏、duck氏の両名を交えたデモンストレーションや関連トークなどを中心に進められていた。

New Beetle氏とduck氏を迎えてのトークセッション。オーバークロックのハウツーなども語られ、マニアにはたまらない内容だ

左がduck氏、右がNew Beetle氏。世界記録のチャレンジにも利用されているマイ機材を説明中

両氏のプロフィール。ちなみにduck氏の紹介文にある8GHz超えは、NetBurst世代のPentiumで達成したものだそうだ

オーバークロックチャレンジでは、Core 2 Duo E8500を利用。当日、なんと世界記録の更新に成功しており、そのパフォーマンスの高さが来場者の注目の的に

そこで天野氏が、スペシャルステージを行ったマギー審司氏を意識してなのか、突然、「ちょっとした手品を見せます」として、おもむろに何の変哲も無いLGA775パッケージのCPUを手にする。直後、「でっかくなっちゃった!」の決め台詞とともに天野氏がポケットから取り出したのが、現行製品と比べてサイズがあきらかに大きい「LGAパッケージ・CPU」。大きなLGAパッケージであるという以外は、全てが「ノーコメント」という謎のCPUだが、状況から判断するとNeha……、やっぱり謎のCPUである。

高橋敏也氏と天野伸彦氏、どうも何かを隠していそうな素振りの2人だが……。「手品を見せます」(天野氏)

ポケットからCPUを取り出し、「これは普通のLGA775パッケージですね」(天野氏)。

と、その直後の「でっかくなっちゃった!」。謎の大きなLGAパッケージが

明らかにサイズが違う。まさかの初公開なのかっ!?