アビーは18日、電源の内部温度に応じてファンの起動・停止を自動制御するサイレントテクノロジ「BFS(バックアップ・ファン・システム)」やシステムの安定に最適な出力配分を常に監視し、+12V出力を4レールまたは1レールに自動で切り替える「インテリジェントパワーセレクター」を採用した静音電源「AS Power Silentistシリーズ」の最上位モデルとして、定格出力750WのATX電源ユニット「S-750EB」を発売した。価格はオープンだが、予想実売価格は1万9,980円。

アビーの「S-750EB」。+12V出力のレール数を自動切り替えする「インテリジェントパワーセレクター」を搭載

S-750EBは、最大20Aの+12V出力を4系統装備する「+12Vマルチフィードシステム」を搭載するほか、メインコンデンサに日本製電解コンデンサを、DC平滑回路に105℃コンデンサを採用し、ACコンセントから供給される交流電圧を直流電圧に変換する際に生じるリップルノイズを大幅に抑制することで、一般的な電源ユニットを上回る長寿命を実現したというハイエンドユーザー向けのモデル。MTBFは14万時間と一般的な電源ユニットの約3倍となっている。また、8マルチプラグタイプのイージープラグシステムを採用して各種パワーケーブルを自由に着脱可能とし、筐体内のエアフローを飛躍的に改善できるのも特徴のひとつだ。

本体サイズは150(W)×150(D)×86(H)mm。ATX12V Ver.2.3に準拠する(SSI-EPS12V互換)。定格出力は750W、瞬間最大出力は850W(60秒)。回転数自動制御機能付き120mm静音ファンを内蔵する。コネクタ数は、24(20+4)ピンメインパワー×1、8(4+4)ピンプロセッサ用12V×1、PCI Express補助電源×1、8(6+")ピンPCI Express×2、6ピンPCI Expressバス2、SATA×8、4ピンペリフェラル×6、FDD×2。