印刷は必ず試し刷りを

前ページまでで写真をレイアウトできたら、あとは説明書きに準じてプリントすればいい。数枚は試し刷りのつもりで印刷したいもの。そのためには多めに用紙を用意しておくか、枚数の決まっているものなら、少し用紙が余るように構成を組んでおくのがいいだろう。

使用した製本キット「自分で作る写真ブック 本工房 mini」。縦134mm×横128mm、両面印刷タイプ。価格は819円だった

専用編集ソフト「本工房エディタ こだわり判」はインターネットからダウンロードして使用する。各ページ4枚までレイアウトを自由にできる

プリントターは、推奨印刷設定にあわせて設定する

プリントが完了したら、表紙カバー、本文、裏表紙をページ順に重ねる

スパイラルリングを回しながら穴に通していく。ノリを使わず簡単に綴じることができる

完成したフォトブック

インターネットでオリジナルフォトブックを作ろう

最近では製本キットを買ってきて自分で作らなくても、インターネット上で画像を送り、フォトブックを作製してくれるサービスも増えてきた。印刷品質や細かなレイアウトにこだわるなら自分でプリントすべきだが、気軽に作りたい、ちゃんとしたプリンターを持っていないというなら、こういったサービスを利用するのもいい。

これらフォトブックサービスも安価になり、1,000円程度から注文できるようになった。ハードカバーの立派なフォトブックに仕上げてくれるサービスもあるので、作品集としても悪くない。もちろん手軽にフォトブックを楽しみたい人向けに、レイアウトのテンプレートが用意されているフォトブックもある。そして一番の魅力は、自宅から注文して製本された物が届くという手軽さだろう。

フォトブックという形は、みんなで輪になって写真を見ることができる。世界に一冊だけの自分らしいフォトブックを作って楽しんでほしい。

富士フイルムのフォトブックサービス「フォトブックスクエア」。店頭とインターネットのどちらからでも注文できる

カメラのきたむらの店頭フォトブックサービス「フォトブック リフォット」。自宅注文ソフト「フォトブック直行便」を使えば、こだわったレイアウトも可能

まとめ : 加藤真貴子 (WINDY Co.)