米Western Digitalは21日(現地時間)、10,000回転のSerial ATAハードディスクドライブ「Raptor」シリーズの新製品として、従来比2倍の容量と35%ものデータ転送速度向上を実現した300GB容量の「WD VelocRaptor」を発表した。価格は299.99ドル。販売は、米Alienwareを通じて4月中に開始され、その後、Western Digitalのオンラインショップ、および店頭で行われる予定だ。

300GB容量の10,000回転Serial ATA HDD「WD VelocRaptor」

WD VelocRaptorは、2.5型のハードディスクドライブを3.5型ハードディスクドライブサイズのヒートシンク内蔵マウントフレーム「IcePack」に封入したもの。MTBF(平均故障間隔)は140万時間で、プラッタのスピンアップ/ダウン、ドライブ停止時にヘッダを待避させることでヘッダのドライブクラッシュを防ぐ「SecurePark」機能を備えている。

インタフェースはSATA 3Gb/sで、Transfer Rate(Buffer To Disk)は120MB/s。16MBのキャッシュを内蔵する。Average Latencyは5.5msで、Seek TimeはRead4.2ms(平均)、Write4.7ms(平均)。動作音はIdle Modeが29dBA(平均)、Seek Modeが36dBA(平均)。消費電力はRead/Write時で6.08W、Idle時で4.53Wと、消費電力の低さも特徴。