ソニーは20日、ウォークマン「NW-E020F」シリーズと「NW-A820」シリーズを発表した。NW-E020Fシリーズの発売は3月8日を予定しており、価格はオープン。市場価格は、4GBモデルの「NW-E026F」が1万6,000円前後、2GBモデルの「NW-E025F」が1万3,000円前後、1GBモデルの「NW-E023F」が1万1,000円前後と予想される。NW-A820シリーズの発売は3月20日を予定しており、価格はオープン。市場価格は、16GBモデルの「NW-A829」が3万8,000円前後、8GBモデルの「NW-A828」が2万8,000円前後と予想される。

Style-Upパネルにより、カラーバリエーションが楽しめる「NW-E020F」シリーズ

オプションとして発売されるStyle-Upパネル

NW-E020Fシリーズは、NW-E010シリーズの後継となるUSBにダイレクトに接続可能なデジタルオーディオプレーヤー。「Style-Upパネル」と呼ばれる表面パネルとUSBキャップのセットを取り替えることで、さまざまな色の組み合わせを楽しめることを大きな特徴としている。

Style-Upパネルは、本体に1枚付属(標準で2色のカラーバリエーションが可能)するほか、オプションとしても販売される。発売は本体と同日で、価格はオープン。市場価格は1,300円前後と予想される。

サウンド面では、L/Rのセパレーションをより明確にする「クリアステレオ」、低域のひずみを抑制する「クリアベース」などの技術が搭載されている。また、付属のヘッドホンは、13.5mm径ドライバーを搭載したMDR-EX85SLベースの高音質モデル。

なお、NW-E010シリーズでは搭載されていなかった、FMチューナー(ワールドバンド対応)が搭載されるなど、機能面でも向上している。バッテリーは内蔵式で、3分間充電で約3時間の再生が可能。フル充電には約1時間必要で、その際にはATRACで約30時間、MP3で約28時間の連続再生が可能だ。

NW-A820シリーズは、Bluetoothを搭載したビデオ再生対応ウォークマン。Bluetooth対応のスピーカーやカーオーディオなどとワイヤレスで接続することが可能だ。

Bluetooth/ワンセグ受信/ノイズキャンセリングヘッドホンを搭載する高機能モデル「NW-A820」シリーズ

2.4型の液晶を搭載しており、精細な映像を楽しむことができる。対応しているビデオフォーマットはMPEG-4と、H.264形式。付属の「Media Manager for WALKMAN」で転送可能だ。オプションのビデオレコーディングクレードル「VRC-NW10」を使用すれば、映像機器のアナログビデオ出力から、ダイレクトに映像を取り込むことも可能となっている。なお、ワンセグチューナーも搭載する。

サウンド面では、クリアステレオ、クリアベース、EXヘッドホンなどを備えるほか、圧縮音楽の高域成分を補完する「DSEE」、ノイズキャンセリング機能が搭載されている。多機能モデルでありながら、幅50.2mm×高さ93.6mm×奥行き9.3mmのコンパクトなサイズも特徴となっている。