Mozilla Foundationは7日 (米国時間)、WebブラウザFirefoxの最新版「Firefox 2.0.0.12」をリリースした。対応プラットフォームはWindowsとLinux、Mac OS X。脆弱性の修復を目的としたセキュリティリリースであり、Mozillaはすべてのユーザに対し早急なアップデートを呼びかけている。

Mozilla Foundationセキュリティアドバイザリの報告によれば、今回のリリースにおける修正箇所は10件。そのうち、メモリ破壊の形跡があるクラッシュ (MFSA 2008-01) 、Webページに含まれるスクリプトがサンドボックス化されたコンテキストを回避したり、クローム特権でコードを実行するのを許してしまう一連の脆弱性 (MFSA 2008-03)、ユーザがdesignModeフレームを利用したページから離れる際の画像処理に関する脆弱性 (MFSA 2008-06) の3件は、重要度が4段階中もっとも高い「Critical」に分類されている。