ソフトウエアではSWsoftがMac OS X Server v10.5 Leopardに対応したハイパーバイザーペースの仮想化ソフト「Parallels Server」のデモを披露していた。Parallels Serverは9日にベータ版がリリースされたばかりだ。Appleハードウェア上の独立した仮想マシンでWindows Server 2003、Windows Server 2008 "Longhorn"、Red Hat Linux、SUSE Linux Enterprise、Sun Solarisなどを含む50以上の異なるゲストOSの組み合わせが可能。また仮想マシンでMac OS X Serverを稼働することもできる。
MacSpeech - Macに音声認識機能を追加する「Dictate」
昨年はAxiotronがMacで手書き入力を可能にするModBookを発表して話題になったが、今年はMacSpeechがMacに音声認識機能を追加する「Dictate」を発表し人気を集めた。Dragon NaturallySpeakingで知られるNuanceのテクノロジを採用し、精度の高い認識力をアピールしていた。英語版を2月にリリースする予定だ。
GridIron Software - クリエイター向けバージョン管理機能を備える「Flow」
GridIron Softwareが発表した「Flow」も面白かった。DTPやWebページ作成のようなクリエイティブな作業を管理するツールだ。ドキュメントにリンクされた画像などのファイル、使用されたフォントなどを逐次記録し、ユーザーがひと目で全体を確認できるように視覚的に表示してくれる。出力用にファイルをパッケージ化したり、ユーザーが必要なファイルを削除または移動しようとする警告を発するなど、豊富な機能を備える。
中でも面白かったのはビジュアルバージョニングというクリエイティブ用途向けのTime Machineのような機能だ。特定の画像だけを過去の状態に戻せる。現在ベータ段階で、リリースは今年の夏頃になるそうだ。