米Sony Electronicsは1月23日 (現地時間)、薄型コンパクトモデル「Cyber-shot DSC-T300」、10倍ズームレンズ搭載の「Cyber-shot DSC-H10」などを発表した。
DSC-T300 - 最適な撮影設定に自動切替「iSCN」
DSC-T300は「intelligent scene recognition (iSCN)」という、撮影シーンを分析して自動的に最適な設定を選択する機能を備える。同モードではユーザーの設定で撮影した後に、カメラが最適と判断した設定でも自動撮影させることが可能。ユーザー設定が最適であるとカメラが判断した場合、2枚目は撮影されない。また顔検出機能が子供と大人の顔を区別できるようになり、子供優先または大人優先の選択が可能になった。顔検出は最大8人に対応。これらの機能はスマイルシャッターにも反映され、複数の笑顔の検出や子供/大人の優先設定を行える。このほかコントロール機能として、フォーカスレンジをユーザーが設定できるセミマニュアルフォーカス、高コントラストなシーンで白トビや黒つぶれを防ぐD-Range Optimizer Plusモードが追加された。
撮像素子は1/2.3型の有効1010万画素CCD。レンズは35mm版換算で33 - 165mmの5倍ズームCarl Zeiss Vario-Tesser。開放F値はF3.5~4.4。最短撮影距離は約8cm。対応感度はISO80~3200。光学手ブレ補正機能Super Steady Shotを備える。
液晶モニターは16:9の3.5型23万画素のClear Photo LCD Plusで、タッチパネル操作が可能。記録メディアはメモリースティックデュオ、メモリースティックPROデュオ、内蔵の約15MBのメモリ。電源はリチウムイオン充電池NP-BD1。米国では3月の出荷を予定しており、価格は400ドル程度になる。
DSC-H10 - 液晶モニターがより精細な3.0型に
DSC-H10はサイバーショット DSC-H3の後継となる。106.0×68.5×48.9mm、265gのコンパクトなボディに、35mm版換算で38 - 380mmのCarl Zeiss Vario-Tesserレンズを搭載するのが特徴。開放F値はF3.5~4.4。最短撮影距離は約50cm。マクロモードでは約2cmでの撮影が可能だ。ブレ対策として光学手ブレ補正機能Super Steady Shotを備え、またISO100~3200の感度をサポートする。
撮像素子は1/2.5型の有効810万画素CCD。撮影シーンに応じて最適な露出と階調表現に自動補正するDレンジオプティマイザー機能を備える。
DSC-H3では2.5型11.5万画素だった液晶モニターが3.0型23万画素になった。記録メディアはメモリースティックデュオ、メモリースティックPROデュオ、内蔵の約31MBのメモリ。電源はリチウムイオン充電池NP-BG1。米国では5月の出荷を予定しており、価格は300ドル程度になる。