軍事ものFPSゲームには珍しいシンプルなシステムを採用

ゲームのシステムやプレイの本質的な部分も紹介しておこう。今回の評価では、12月7日に発売されたPC版をプレイしている。PC版の動作環境は以下のとおり。Windows Vistaにももちろん対応している。

CPU Pentium 4 2.4GHzまたはAthlon 64 2800+以上
推奨:Intel、AMDのデュアルコアCPU 1.8GHz以上
Memory 512MB以上(XP)、768MB以上(Vista)
HDD 8GB以上の空き容量と600MB以上のスワップファイル領域
Graphics Card DircetX 9.0c完全互換でVRAM128MB以上
推奨:NVIDIA GeForce 6600、ATI Radeon 9800 Pro以上
Sound Card DirectX 9.0c完全互換
OS Windows XP/Vista


PS3版やXbox 360版は標準ジョイパッドでプレイが可能だが、PC版はキーボードとマウスでプレイすることになる。最近のWindowsゲームだと、Xbox 360用のパッドが利用できるタイトルも増えつつあるが、残念ながらCOD4では未対応だ。

基本的には敵を撃ち殺しまくるFPSゲームスタイルでゲームは進行

機関砲で敵のアジトを総攻撃なんていうステージも

操作は[W][A][S][D]キーで方向移動し、マウスで視点操作、左マウスボタンで射撃……というPC用FPSゲームの王道スタイルを採用している。手榴弾のような投擲武器はマウスの真ん中ボタン(ホイールボタン)で投げられる。ちょっとユニークなのは、右クリックで狙いを定めるモードへと移行するところ。銃の種類によらず、右クリックを押すと移動速度は遅くなるが、視界がズームアップして狙いを定めやすくなる。狙撃用ライフルのようなターゲットスコープ付きの銃の場合はスコープ映像に移行する。

スナイパーライフルで遠方の敵を狙撃するのもあり!

あのCNN映像などでもお馴染みとなった、あの高々度からの一方的な攻撃も体験できます。兵器って恐ろしい……

ゲーム進行は基本的には一本道。前述したように、プレイヤーがとるべき行動は隊長や本部からの通信で指示される。万が一、聞き逃しても慌てる事なかれ。画面下部に表示されるコンパスに、向かうべき場所の方角が表示されるので迷うことはない。時々ゲームシナリオの進行が滞っているなと感じたら、このコンパスを見るといい。何かを見逃しているはずだ。

"いかにも"というボス戦はあまりないが、ゲーム進行を妨げる強敵の登場や、あるいはパズル的なイベントはしばしば発生する。そうした境遇では、プレイヤーの行動によってのみ事態が打開される。プレイヤーは、ゲーム内では部隊の一新兵にしか過ぎないのだが、さすがは主人公。要所要所で部隊の運命を握る大役を任されることがあるのだ。小隊長にリードされて歯車として活躍すればいいという安心プレイと、重い責任を負わされるヒロイズムとが、1ステージ内にうまく散りばめられており、ゲーム進行は起伏に富んでいるので、巨大ボスとの戦闘がなくても退屈はしない。

空から戦場へ突入……なんていうシーンも

夜の作戦では敵の捜索から隠れつつ進撃なんていうシチュエーションも!

えええ。核弾頭発射されちゃった!?