東京・秋葉原のソフマップ秋葉原「アミューズメント館」において7日、タイトーの『アルカノイドDS』発売記念イベントが行われた。このイベントには大の『アルカノイド』好きで有名な声優・女優の大山のぶ代さんが招かれ、その超絶テクニックを惜しげもなく披露してくれた。
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大山のぶ代さん |
会場はこのとおり、マスコミとファンでぎっしり |
『アルカノイド』とは?
タイトーの『アルカノイド』は1986年に発表したブロックくずしを基にするアーケードゲーム。これまでに続編で2作品が製作され、ファミコン、スーパーファミコン、プレイステーションに移植されるなど、人気を博していた。ルールはバウスと呼ばれるパドルを操作し、画面上部にあるさまざまな性質を持つブロックをエナジーボールを打ち返して全て消せばステージクリアとなる(※性質上、消せないブロックも存在するがステージクリアには関係しない)。特徴的なのが、ブロックを消すと現れるパワーアップアイテムで、ゲームを有利に進めることが可能となる。
元祖『アルカノイド』から約20年を経て発表された『アルカノイドDS』は、ニンテンドーDS専用ソフトとして6日に発売された。希望小売価格は3,990円。なお、バウス操作に欠かせない「パドルコントローラ DS」も4色のカラバリが用意され、希望小売価格は各1,800円となっている。さらにソフト+パドルコントローラの同梱版もあり、こちらの希望小売価格は5,040円だ。
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『アルカノイドDS』パドルコントローラ同梱版 |
なぜ大山のぶ代さんが招かれたのか?
今回イベントに招かれた大山のぶ代さんはドラえもんの元祖声優として抜群の知名度を持つが、実は『アルカノイド』の高得点保持者としてもゲームファンの間では有名なお方。なにしろ別宅には『アルカノイド』の筐体があり、暇があればプレイ。「プレイしていなくてもBGMを聴くために電源を入れておく」というのは本人の談。
『アルカノイド』との付き合いは古く、発表年から遊び始め、都内で設置してあるゲームセンターも全てチェックしていたという。さらに仕事で地方に行った際もどこに設置されているかをチェックし、全国の『アルカノイド』設置状況もある程度把握していたというマニアぶりである。
腕前自体も120万点を記録するトップクラスのプレイヤーで、いざプレイを始めると1時間30~40分は画面と向かい合って黙々とプレイ(つまりは途中ゲームオーバーにならず、最終ステージまでいける)するそうだ。しかも、できるだけ高得点を取るためのプレイを常に心がけているという。
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トークショーでは、『アルカノイド』がいかに好きかを語ってくれた大山のぶ代さん。ドラえもんの声でリップサービスする場面も |
イベントの模様
今回のイベントは特に制限もなく、誰でも入場できたこともあり、前列のマスコミ席と後列のお客さんで会場は満員御礼状態。大山のぶ代さんがステージに招かれトークが始まると、前述の『アルカノイド』に対しての熱烈なファンぶりを初めて知り、驚いたお客さんも多かったようだ。また、実際に『アルカノイドDS』をプレイすると、そのテクニックに会場からは幾度となく驚嘆の声が上がっていた。
そして時間も30分以上が過ぎたところで、Wi-Fi通信を使った4人対戦が行われた。大山のぶ代さんは、まずマスコミ代表3名と戦い、それが終わるとニンテンドーDSと『アルカノイドDS』を持ってきたお客さん3名と対戦。
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マスコミ代表と対戦。ゲーム中は真剣な表情 |
お客さんとの対戦。さすが大山さんは強かった |
最後に会場内の全員とじゃんけん大会が行われ、勝ち残った5名にサイン色紙と自伝本『ぼく、ドラえもんでした。』をプレゼント。また、1ファンとして「オリジナルの音楽を(DS版に)もっとたくさん収録してください」とタイトー関係者にリクエストを出すなど、最後までコアなファン&プレイヤーとして楽しいトークを展開してくれた。
(C)TAITO CORP.1986,2007