Appleは5日(米国時間)、マルチメディアAPIの最新版「QuickTime 7.3」をリリースした。対応プラットフォームはMac OS X 10.3.9/10.4.9以降、およびWindows XP SP2/Vista。バイナリパッケージは、同社Webサイトおよびソフトウェアアップデート経由で無償配布される。

今回のリリースは、セキュリティの向上が主な目的。悪質なムービーファイルを再生すると任意のコードが実行される脆弱性など、Mac OS XとWindowsに共通のセキュリティホールが計7件修正されている。ほかにも、iPhone対応Webコンテンツを作成するためのアップデートや、iTunes 7.5のサポートなどの変更が加えられている。Appleでは、すべてのQuickTime 7ユーザに対し、QuickTime 7.3への更新を推奨している。