コシナは、フォクトレンダーSLIIシリーズとしてマニュアルフォーカスの単焦点レンズ「ULTRON 40mm F2 SL II Aspherical」と「NOKTON 58mm F1.4 SL II」を発表した。ともに35mmフルサイズの撮像素子を搭載したデジタル一眼レフカメラでも使用が可能。マウントはCPUを内蔵するニコンAi-SとペンタックスKAで、価格は両レンズとも5万円となっている。発売日は、「ULTRON 40mm F2 SL II Aspherical」ニコンAi-S用が11月17日、そのほかは全て12月発売予定。
「ULTRON 40mm F2 SL II Aspherical」は、焦点距離が40mm、開放F値F2のパンケーキレンズ。装着すると25cm(1:4)まで接写可能な専用クローズアップレンズと、ドーム型フードが付属する。レンズ構成は変形ガウスタイプを採用し、両面非球面レンズと超高屈折率ガラスを含む5群6枚。その他のスペックは、最小絞り値F22、絞り羽根枚数9枚、最短撮影距離0.38m(専用クローズアップレンズ装着時は0.25m)、最大撮影倍率1:7(専用クローズアップレンズ装着時は1:4)、フィルターサイズφ52となっている。サイズはφ63×24.5mm(Ai-Sマウント)、重さは200g。マウントはAi-S(ニコン用)、KA(ペンタックス用)がある。
「NOKTON 58mm F1.4 SL II」は、2003年に限定復刻品として発売された「Auto-Topcor 58mm F1.4」」の光学系を引き継いだNOKTONモデル。外観はブラッククローム仕上げ。焦点距離は58mm、開放F値はF1.4。その他のスペックは、レンズ構成が6群7枚。最小絞り値がF16、絞り羽根枚数は9枚、最短撮影距離0.45m、最大撮影倍率1:5.8、フィルターサイズ58mmといったところ。サイズはφ64.4×47.5mm(Ai-Sマウント)、重さは320g。マウントはAi-S(ニコン用)、KA(ペンタックス用)の2種類。