リンクスインターナショナルは10日、Intel X38 Expressチップセットを搭載するGIGABYTE UNITED製のマザーボード「GA-X38-DQ6」を発表した。DDR2メモリを採用したハイエンドマザーボード。店頭予想価格は37,700円前後で、発売はすでに開始されている。

「GA-X38-DQ6」

製品名から分かるとおり、このGA-X38-DQ6はDDR2メモリ向けのモデルとなる(GIGABYTEの場合、DDR3モデルは製品名に"T"が付く)。GIGABYTEのX38チップセット搭載マザーボードとしては、同じくDDR2向けの「GA-X38-DS5」と、DDR3向けの「GA-X38T-DQ6」もラインナップされている。

GA-X38-DQ6は、チップセットにX38+ICH9Rを搭載。FSBは1600/1333/1066/800MHz、メモリはDDR2 1066/800/667MHzに対応する。チップセットとレギュレータの冷却には同社独自の「サイレントパイプ」技術を採用、ファンレスを実現したほか、基板の裏側には銅製ヒートシンク「Crazy Cool」が搭載されており、冷却性能が強化されている。

ヒートシンクをヒートパイプで接続している

基板裏側の銅製ヒートシンク「Crazy Cool」

基板上には、電流の抵抗値が少ない低発熱な低RDS(on)MOSFET、エネルギー損失の少ない高効率なフェライトコア(コイル)、耐久性に優れた日本製の固体コンデンサなども採用、同社らしい堅実な作りとなっている。そのほか、BIOS修復機能「Quad BIOS」や12フェーズ電源回路「Quad Triple Phase」も搭載した。

拡張スロットは、PCI Express x16(PCI Express 2.0対応)が2本、PCI Express x1が3本、PCIが2本。PCI Express x16スロットは、ATI(AMD)のCrossFireに対応する。ストレージ接続は、SATA×8、IDE×1、IEEE 1394a×3、USB 2.0×12など。

バックパネルのインタフェース。USBポートが8つ並ぶ