SubRosaSoftは18日(米国時間)、フォレンジックツールの最新版「MacForensicsLab 2.5」をリリースした。動作環境はMac OS X 10.3.9以降、PowerPCとIntel製プロセッサに対応する。製品には、WindowsとLinuxに対応したサブバージョン(β版)も含まれる。
MacForensicsLabは、不正アクセスや機密情報の漏洩など、コンピュータを利用した犯罪行為に備えるためのフォレンジックツール。メディアから高速にデータを取得 / 復旧する機能や、解析対象メディアのクローン作成、ファイル復旧やキーワード検索などの機能を利用することで、法的紛争が生じた際に必要な電子記録を収集 / 分析できる。米国では、監査法人や法律事務所のほか、財務省やシークレットサービスでの採用実績を持つ。
今回のバージョンでは、ユーザインタフェースの改良により操作性が向上。作業終了時にメールや携帯電話へ通知する機能も追加された。ビルトインSQLデータベースエンジンの改良により処理速度はアップ、プログラムの最適化も進められ検索 / 分析の速度が大幅に改善されている。
製品の価格は1,195米ドルから。トライアル版はMac OS X用のほか、情報非公開契約の締結が必要なWindows用とLinux用を申し込むことができる。