Autodeskは6日(米国時間)、3Dモデリングソフト「Maya 2008」の概要を発表した。

対応プラットフォームはWindowsとLinux、Mac OS Xの3種。WindowsとLinux向けには64/32ビットバージョンを提供するが、Mac OS X向けは32ビット版のみ。パッケージは1,999米ドルのComplete版と6,999米ドルのUnlimited版の2種、Maya 8.5ユーザには優待価格でアップグレードパスが提供される。製品(英語版)の出荷開始は9月の予定。

Maya 2008は、1月にリリースされたMaya 8.5のメジャーアップデート版。ポリゴンモデリングを効率化、メッシュスムースやエッジに沿わせて移動させる機能などが高速化された。プログラムのマルチスレッド化やアルゴリズムの見直しを進めたことにより、処理速度がアップしているという。

任天堂WiiやMicrosoft Xbox 360、Sony PlayStation 3といった家庭用ゲーム端末向けの機能も強化。DirectXのHLSL(High Level Shader Language)シェーダーや、高品質なレンダービューなど、パフォーマンスが向上している。スキニングやリッギングといったアニメーション用機能も、処理速度を含め性能改善が図られている。