MicrosoftとAppleは2日(米国時間)、両者が締結しているフォントのライセンス契約更新を発表した。この決定により、Mac OS XなどApple製品のユーザは、Times New RomanやArial、VerdanaといったWindowsコアフォントを、従来どおり表示や印刷に使用できる。

現在広く普及しているアウトラインフォントのTrueType Fontは、MicrosoftとAppleそれぞれが持つ技術をクロスライセンスしてフォーマットが完成した経緯がある。契約の詳細な内容は明かされていないが、TrueTypeフォントを表示するときに参照される情報(ヒンティング)にはAppleの特許が使用されており、ライセンスなしにはヒンティングを使用できないことから、ライセンス契約延長の見返りにMicrosoftが権利を持つフォントの使用を認めた公算が高い。