Microsoftは、Mac OS XからWindowsを遠隔操作する「Remote Desktop Connection Client for Mac」の新しいベータ版を7月30日に公開する。米国時間の16日、同社Macintosh製品開発チーム(MacBU)の公式ブログ上で明らかにされたもの。

今月末に公開されるRemote Desktop Connection Client for Mac(以下、RDC for Mac)の新しいベータ版は、ユニバーサルバイナリ化を実現。従来のバージョン(v1.0.3)はPowerPCバイナリのみ提供されていたため、Intel Macで実行するときには処理速度が低下していたが、PowerPCとIntelの両プラットフォームでネイティブ動作するようになる。また、Microsoft WordとPowerPointの文書形式に対応したフォーマット変換プログラムも同梱される。

RDC for Macは、ネットワークで接続されたWindowsをMac OS Xから遠隔操作するクライアントソフト。Windowsアプリケーションを実行するほか、WindowsとMacのアプリケーション間でファイルをドラッグ&ドロップしたり、WindowsからMacに接続されたプリンタに印刷したりなどの作業が可能。なお、遠隔操作の対象となるWindowsは、ターミナルサービスまたはリモートデスクトップサービス機能を備えるシステムに限定される。