マイクロソフトは14日、同社が特別協賛する小学生サッカー大会「第20回サッカーマガジン Microsoft CUP 少年大会2007」の会場において、試合結果の閲覧や写真・ビデオの出力などが行えるインフォメーションセンターを設置、公開した。
同大会はベースボール・マガジン社「週刊サッカーマガジン」の主催で毎年この時期に行われているもので、今年は全国から合計156の少年サッカーチームが参戦し、14日から16日までの3日間を通じて予選リーグおよびトーナメント戦を行った。
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全国から156チームが集まり、菅平高原にある40以上のグラウンドで試合を行った(写真提供:マイクロソフト) |
マイクロソフトは、Windows Vistaや2007 Office Systemをはじめとする最新のITシステムを体験できる「全国IT実践キャラバン」を2006年12月にスタートしており、北は北海道から南は九州まで全国を巡回し、開催回数はすでに100回以上を数え、13,000人以上の来場者を集めている。今回のインフォメーションセンターの設置は、このIT実践キャラバンの特別版とも言えるもので、会場を訪れる選手の子供たちやその保護者に、ITの利用機会を持ってもらおうとするものだ。
センターでは、大会のWebサイトを通じてスケジュールや試合結果の案内を行ったほか、来場者が持参したデジタルカメラの画像のプリントアウトや、DVカメラで撮影した映像の編集・DVD書き出しなどのサービスが提供された。
また一部の試合では、マイクロソフトの作図ツール「Visio」を利用したスコア記録が行われた。可視化ソリューション開発などを行うマイスターが開発したVisio用アドオンソフト「Visco For Soccer」を利用したもので、得点やフリーキックの回数といったスコア記録のほか、シュートの軌跡を図示するといったことが可能。紙の記録に比べて蓄積や後からの分析が容易なほか、スコアシートはWebページとしても書き出せる。同様のスコア記録は、8月4日から開催される「第31回全日本少年サッカー大会」の決勝大会でも行われる予定。
会期中は台風の接近で雨が降る中の試合も多かったが、3日間で無事に全試合を終了した。優勝した「ジュニオールサッカークラブ A」(神奈川県)チームは8月1日から韓国・慶州に遠征し、韓国の小学生全国大会に参加する。
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開会式であいさつするマイクロソフト執行役専務の眞柄泰利氏(写真提供:マイクロソフト) |
マイクロソフトでは全国IT実践キャラバンを2008年6月末まで実施する予定で、中小企業を中心としたビジネスユーザーに加えて、今回のような一般コンシューマーも対象にし、最新のIT機器に触れてもらう機会を設けていく考え。会場を訪れた同社執行役専務の眞柄泰利氏は「天然芝のグラウンドで全国のチームと対戦できる今回のような大会は、サッカーに打ち込んできた子供たちにとっては本当に嬉しい機会だと思う。マイクロソフトとしても、子供に夢を与えられるこういった場のお手伝いをしていきたい」と話している。