ラックスマンは、プリメインアンプ「L-505u」を発表した。発売は7月下旬を予定しており、価格は22万5,750円。

リニューアルされた「L-505u」。最新のODNF 2.2を搭載している。右がブラスターホワイトの標準モデルで、左がシャンパンゴールドの限定色モデル

L-505uは、2001年に発売され、6年間販売され続けてきたL-505fの後継となる、同社としてはエントリークラスのプリメインアンプ。新モデルでは、ODNF増幅回路のバージョンを従来の1から2.2へとアップ。上位モデルのL-509uと同バージョンになった。ODNFは一種のフィードバック回路だが、一般的なフィードバック回路が全成分を入力段に戻すのに対して、入力と出力をウォッチして、その差分のみ、つまり歪み成分のみを戻すことによって、出力中の歪み成分を打ち消すというもの。現在、同社のアンプに広く使用されている技術だ。前モデルが初のODNF搭載モデルであり、搭載されていたバージョンは1。最新バージョンの2.2では、回路定数の最適化などが行われており、より安定化が図られている。

また、入力がパラレルに変更されている。これにより、シングルの入力に比べてバッファが増え、S/N比が向上した。

プリ/パワーセパレートスイッチも搭載しており、AVアンプとの組み合わせや、パワーアンプの追加などにも対応できる。

なお、同社のアンプの色は、現在、ブラスターホワイトに統一されつつあるが、L505uでは限定でシャンパンゴールドのモデルを販売する。発売時期は8月下旬よりを予定しているが、期間/台数などは未定。

主な仕様
定格出力 100W×2(8Ω)
入出力 ライン×4 / フォノ(MM/MC)×1 / バランスライン×1 / REC×2 /メインイン×1 / プリアウト×1 / スピーカー出力×2系統
消費電力 220W
サイズ 467(W)×179(H)×440(D)mm
質量 21.0Kg