ソフトウェア開発のエヌジェーケーは、KDDIと共同開発した交通費精算サービス「快速! 交通費」を7月初旬より法人向けに販売開始する。EZアプリ(BREW)に対応したau携帯電話で利用できる。料金は1ライセンスあたり月額105円。

携帯電話上で動作するEZアプリと、サービスを提供するサーバーによって構成されるASP型のサービス。営業担当者などが外出した際、発駅と着駅をアプリ上で入力すると、自動的に運賃が計算され、指定したメールアドレスに精算データが送信される。過去に入力した駅名は利用頻度順にボタンとして画面上に現れるので、入力の手間を削減できる。運賃計算には「駅すぱあと」(ヴァル研究所)の機能を利用している。

履歴がそのままボタンになるので2回目以降の入力が楽。エヌジェーケーのボタンUI技術によるもので、同じくEZweb向けサービスの「快適! ボタン検索」でも採用されている

送信されたデータはExcel形式の精算書としてプリントアウトできるほか、勘定奉行シリーズ ver.IV、奉行LANPACK ver.IV、奉行新ERP ver.IV形式のデータへの変換も可能なので、業務システムとしてこれらを導入している企業であれば再入力なしで交通費精算が可能。対応業務アプリケーションは拡大する予定。