3DMark v1.5.915(グラフ37～52)
FutureMark
http://www.futuremark.com/benchmarks/3dmark
さて、ここからはGPU系のベンチマークである。まず3DMarkだが、グラフ37～44が外部GPUでの結果となる。Skylakeは、Ice Storm(グラフ37と38)でいきなり性能を落としている。よく見ると、PhysicsではHaswellやBroadwellと比べて性能が改善しているが、Graphicsで大幅に性能を落とした結果、Haswellと同程度あるいはやや低めという不思議な結果になった。また、Unlimited(グラフ39)だとこの現象が改善しているのがさらに不思議である。
Cloud Gate(グラフ40)やSkyDiver(グラフ41)でも、Physicsの性能は伸びており、これにあわせてCombinedの性能も改善しているが、肝心のGraphicsのスコアはHaswellと大差なく、結果としてのスコアはHaswellから微増、という程度でしかない。
この傾向はFireStrike(グラフ42～44)も全く同一で、結果としては「3DMarkで外部GPUを使う場合、Skylakeにしてもいい事はあまり無い」という事になる。
では内蔵GPUだと? ということでグラフ45～52を見ると、こちらはもう全てのテストでBroadwellの圧勝というある意味予想できた結果となった。肝心のSkylakeの性能は? というと、Graphicsとしては、Haswellよりは改善されているのだが、おおむねGodavariと同程度というか、微妙にGodavariよりも劣っており、これをPhysicsのスコアで補っているという感じである。
4K(グラフ52)は、テストすることに意味があるかどうかはともかく、そもそもテストが動かないあたり、Godavariにも劣っているというべきか。もっともここでHaswellがちゃんと動作しているのが不思議ではあるが。
ということで、Haswellよりはマシではあるが、Broadwellには及ばないというのがSkylakeの内蔵GPUの評価である。
