育児に励む専業主婦のpinkyさんが、家庭内介護について知ってほしいことや介護・育児にまつわる豆知識などを紹介する4コマ漫画連載「ときどき介護のち育児へ」。今回は前回に引き続き、自宅介護に関するお話です。

日々の見守りを大切に

自力で着替えもしていたウメおばあちゃんですが、認知症のために着替えている途中で今まで着ていた服と新しく着る服の区別がつかなくなっているようでした。そのため、着替え中は見守ることにしました。

脱いだ服を「洗濯しておくね」と言うと、「まだ大丈夫」「洗濯しておくよ」と言うのですが、おばあちゃんは洗濯機の使い方がわかりませんでした。今までは同居していたおばさんが洗濯をしていたようです。そういうこともあり、洗濯する服はさり気なく回収してこちらで洗濯することにしました。

お風呂には毎日1人で入っていました。しかし様子を見てみると、湯船には入りますが石けんで体を洗うことをしていませんでした。

家族は「おばあちゃんは1人でお風呂に入っている」と安心していましたが、やはりこちらの手助けが必要だったのです。入浴中におばあちゃんが気持ちよさそうにしている姿は今も忘れられません。

認知症の人を自宅で介護する際は、日々の行動を注意深く見守ったうえでケアをするとよいと思います。


筆者プロフィール: pinky

現在は育児に奮闘する専業主婦。結婚を機に夫の自宅で同居生活を開始した。介護の仕事をしていたが、仕事を辞めて2013年8月より約2年間、夫の祖母の介護を務めあげた後、2016年2月に出産。日々の生活をつづったブログ「家事ときどき介護」を随時更新中。