近畿日本鉄道は12月1日から、合格・恋愛・金運の3つの願い事を祈願する特別な吊り革を取り付けた列車を運行する。

「幸せを運ぶ吊り革」イメージ

「幸せを運ぶ、きんてつの吊り革」と銘打ったこの企画では、沿線にある8つの社寺の協力を得て、合格祈願吊り革77本、恋愛成就吊り革3本、金運招福吊り革1本の計3種類81本の特別な吊り革を列車内に設置する。持ち手にそれぞれ特徴があり、合格祈願吊り革は「合格」にちなんで五角形、恋愛成就吊り革はハート形、金運招福吊り革はゴールドの輪となる。いずれもストラップ部分には沿線社寺の名称や開運メッセージが記載される。ホームで電車を待つ利用者からもわかるように、それぞれの吊り革の設置場所に窓ステッカーも掲出する。

これらの吊り革を設置した列車は、おもに大阪府・奈良県・京都府の路線で運行する予定。運行期間は2018年3月14日までとされている。

運行期間中、吊り革にちなんだ記念台紙付入場券も発売。新王寺駅、信貴山下駅、大和西大寺駅、道明寺駅、吉野駅、吉野神宮駅、東寺駅、桜井駅の計8駅で「合格祈願」、長谷寺駅で「恋愛成就」、信貴山下駅で「金運招福」の記念台紙付き入場券をそれぞれ発売する。すべて1枚150円で、各駅300枚限定。この企画に協力する沿線の社寺に参拝する際に該当する入場券を提示すると、社寺印を受けられ、縁起の良いプレゼントがもらえるなどの特典がある。このうち7つの社寺の最寄り駅では、近鉄電車の車輪のすべり止めの砂を使用した「すべらない砂」ストラップ(各駅50個限定、700円)も販売する。