日産自動車は6日、スポーツカー「フェアレディ Z」を一部改良して発売した。今回の一部改良では、新色のボディカラー「カーマインレッド(CM)」を採用したほか、エクステリアデザインの一部変更などを行っている。

日産「フェアレディ Z」が一部改良されて発売

エクステリアデザインは、ヘッドランプやリヤコンビランプの輪郭をブラックハウジングで強調し、アウトサイドドアハンドルやリヤバンパー下部をブラックにすることで、より精悍な印象とした。新色「カーマインレッド(CM)」(CMは「カラークリアーメタリック」の略)は鮮やかさと華やかさをあわせ持ち、見る角度によって色彩が変化するとのこと。また、「Version ST」と「S」グレードには、鍛造製法・ブラック塗装・切削光輝加工を施した新デザインの「19インチアルミ鍛造ホイール」を採用している。

「フェアレディ Z」インテリア

走行性能では、アクセルペダルとスロットルバルブ開度の特性を見直し、アクセルペダル中間開度でのトルクアップと高回転時のトルク低下量を削減した。これにより、高速道路での合流加速やワインディングロードにおいて、スムースで伸びのある加速感を生み出している。新型の高効率クラッチの採用により、クラッチペダル踏力が軽くなるとともに半クラッチコントロールの操作性も向上している。

その他、車内からバックドアを開けることが可能な「バックドアアウトサイドオープナースイッチ」の装備、「SRSカーテンエアバッグ」の展開容量を大幅に拡大したことによる安全性の向上、合わせガラスの中間膜に遮音層を挟んだフロントガラス採用による静粛性の向上などを実施。「NISMO」グレードでは、転がり抵抗を20%低減した新タイヤを採用することで、低燃費とロードノイズの1db低減(50km/h時)を実現している。

一部改良した「フェアレディ Z」の価格は510万4,080~640万1,160円(税込)

「フェアレディ Z」外観・車内イメージ