相模鉄道と海老名市は30日、改良工事を進めている相鉄線海老名駅について、リニューアル後の駅舎全体イメージ図などを公開した。新駅舎は地上3階建てで、相鉄グループが取り組む「デザインブランドアッププロジェクト」の統一コンセプトにもとづきリニューアルが進められる。新駅舎の完成は2020年3月を予定している。

西口側から見た駅舎全体イメージ図

東口駅前広場側から見た駅舎全体イメージ図

小田急線やJR相模線と接続する相鉄線海老名駅の既存の駅舎は地上2階建てで、ホームは1面2線、改札口は1階南口の1カ所のみだった。駅改良工事の事業期間は2015年4月から2020年3月まで(予定)とされており、総事業費は約50億円(概算)。リニューアル後の新駅舎は外壁に濃いグレーを採用した地上3階建ての建物となり、内装にはキーマテリアルとして鉄やレンガ、ガラスなどが使用されるという。商業施設や保育施設も整備する。

海老名駅の2016年度の1日平均乗降人員は12万1,147人。利用者数が増加していることもあり、新駅舎では混雑解消を目的に改札口が増設される予定で、既存の1階南口に加えて2階北口・2階南口にも改札口を新設する。ホームドア(可動式ホーム柵)の設置も進め、「全てのお客様が安全、安心、快適にご利用いただける駅」をめざす。

2階南口改札口イメージ

2階北口改札口イメージ

なお、今回公開されたイメージ図に関して、「現時点での完成イメージであり、今後デザインなどの変更が考えられます」とのこと。