東京都交通局は19日、間もなく運行終了となる都電7000形車両の引退を記念した「さようなら7000形」ラッピング車両の運行を開始した。

「さようなら7000形」ラッピング車両の外観と車内

8502号車(8500形)の外装に「さようなら7000形」の文字や都電荒川線マスコットキャラクター「とあらん」などをラッピングし、車内にも7000形が活躍していた写真を展示する。運行期間は6月11日まで。運行状況は東京都交通局ウェブサイトの「都電運行情報サービス」で確認できる。

都電7000形は1954年にデビューし、最盛期には荒川線で31両が在籍。長く主力車両として活躍したが、新型車両への置換えで廃車が進んだ。運行終了にともないヘッドマークが取り付けられ、7000形7022号車の運行期間は6月上旬までとされている。