GfK ジャパンはこのほど、「好みの休暇タイプ」についての調査結果を発表した。同調査は2016年夏、世界17カ国(※)の15歳以上の消費者2万2,000人を対象にインターネットで実施したもの。

どちらの休暇タイプを好みますか?

「のんびりリラックスできる休暇」と「さまざまなことをしたり見たりする活動的な休暇」のどちらを好むか尋ねたところ、17カ国計では59%が「リラックスできる休暇」を好むと回答した。「活動的な休暇」は35%、「どちらか分からない」は6%となっている。

国別に見ても、全調査国で「リラックスできる休暇」を好む人は「活動的な休暇」を好む人より多いという結果になった。

ただし、「リラックスできる休暇」を好む度合いは国によって異なり、この割合が高かった上位3カ国は、ブラジル(71%)、韓国(66%)、日本(66%)となった。一方、「活動的な休暇」を好む割合が高かった上位3カ国は、イタリア(45%)、フランス(44%)、スペイン(43%)となっている。

日本は、「リラックスできる休暇」を好む割合が66%と調査国の中では上位だった。しかし、家族に小さい子供がいるかどうかで傾向に違いが見られ、5歳以下の子供を持つ人では、「リラックスできる休暇」を好むとした割合は57%にとどまり、「活動的な休暇」を好む割合が40%に上昇した。

子供の年齢が上がるにつれ、「活動的な休暇」を好む割合は低下し、子供中心の休暇を考える人が少なくなることがわかった。

※世界17カ国……アルゼンチン、オーストラリア、 ベルギー、ブラジル、 カナダ、中国、フランス、ドイツ、イタリア、日本、メキシコ、オランダ、ロシア、韓国、スペイン、イギリス、アメリカ合衆国