三井製糖はこのほど、「お砂糖の実態・イメージ調査」の結果を明らかにした。同調査は2月18日~19日、全国47都道府県の10~60代男女600名を対象にインターネットで実施したもの。

左から「巷であふれる砂糖についてのうわさについて正しいと思いますか?」「どのような基準で砂糖を購入しますか?」

砂糖1gあたり何kcalだと思うか尋ねたところ、平均回答は「55.5kcal」だった。実際には、砂糖のカロリーは1gあたり4kcalであるため、平均して約14倍も高く認識していることがわかった。

巷であふれる砂糖にまつわるうわさについて正しいと思うか尋ねると、「カロリーが高い調味料だと思う」が正しいとした人は70.3%、「かなり高GIである」が正しいとした人は56.5%だった。実際は砂糖のカロリーは油の半分以下であり、GI(Glycemic Index)もシドニー大学のデータによると中程度であると示されているという。

また、「漂白されているので体に悪い」(35.2%)、「体を冷やす」(29.0%)といった項目も正しいと思っている人が多いことがわかった。砂糖は、小さい結晶が集まっているため光が乱反射して白く見えるが、漂白はしていないとのこと。「体を冷やす」は、マクロビオティックの思想に由来すると考えられるが、科学的根拠は示されていないという。

どのような基準で砂糖を購入するか尋ねたところ、「金額」(47.0%)が最も高かった。次いで「種類」(26.7%)、「量」(17.8%)で、「ヘルシーさ」は10.2%と低くなっている。