エアバスは3月1日、経済産業省と仏航空総局との間で締結された民間航空機産業における協力関係を強化する合意に賛同したことを発表した。

調印記念式典の様子

経済産業省と仏航空総局は、2013年から日本とフランスの産業協力パートナーシップの強化に取り組んでおり、今回の合意は、経済産業省の糟谷敏秀製造産業局長とティエリー・ダナ駐日フランス大使との間で調印された。この合意により、エアバスと日本の航空産業界との連携を強化する目的で、「日エアバス民間航空機産業協力ワークショップ」が設立される。

エアバス・ジャパンのステファン・ジヌー代表取締役社長は、「日欧の産業協力関係を強化するため、日本とフランスが協力して支援する取り組みを大変喜ばしく思います。日本は次世代機開発に向けた技術や研究開発、デジタル革新のような分野で協業を促進する主要な拠点だと考えています。私たちは引き続き日本の産業界における存在感拡大に努めます」とコメントしている。

調印記念式典の様子

今後、定期的な会議を開催し、エアバスの次世代機開発に向け、材料や航空システム、製造技術などの分野における協業を促進していく。