現在、第二子の子育て真っ最中という人もいるだろう。一般的には、第一子よりも第二子の方が子育てがしやすいと思われがちだが、実際はどうだろうか。今回は、子どものいる既婚女性のマイナビニュース会員300人に「第一子の時には感じなかった第二子の子育ての難しさ」を聞いてみた。

Q.第一子の時には感じなかった第二子の子育ての難しさはありますか

Q.第一子の時には感じなかった第二子の子育ての難しさはありますか

はい 54.3%
いいえ 45.7%

Q.そう感じた理由・エピソードを教えてください

■「はい」の理由・エピソード

■上の子と並行しての育児が大変

・「上の子のことを気にしながらなので、初めての子育てとはまた違った難しさがある」(31歳/静岡県/海運・鉄道・空輸・陸運/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「うまれてすぐは上の子に気を使っていたが、生後3カ月頃、笑うようになると、みなが赤ちゃんをちやほやして上の子に寂しい思いをさせてしまった」(43歳/東京都/生命保険・損害保険/営業関連/会社員・公務員・団体職員)
・「子どもがひとりの時は集中して子育てできたけど、ふたり目の時は上の子にも気を配らないといけないので」(52歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「ふたりの間をとり持たなければいけないのと、公平さを考えながら怒らなければいけないこと」(47歳/岐阜県/その他/その他・専業主婦等/求職中・無職)
・「なかなか下の子の意思を尊重できず、上の子メインで我慢させてしまったこと。私自身がひとりっ子なので、気持ちが分からなかった」(50歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「第二子出産後の第一子への対応です。体力的に辛い中、ふたりの面倒を見るのは大変」(48歳/栃木県/医療用機器・医療関連/その他技術職/会社員・公務員・団体職員)
・「ひとり目は、うまれた子のペースに合わせられたが、ふたり目は上の子の面倒もみなくてはいけないので、寝られなかった」(54歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「下の子だけでなく、上の子の世話も必要なこと。また、ひとりが風邪をひくと、もうひとりにうつること」(37歳/熊本県/教育/公共サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「ひとりにマンツーマンでかかりきりになれない。上の子がヤキモチを焼くのでその対応にも追われて……赤ちゃんが寝てる間に上の子とベッタリ。上の子の時は自分も一緒に寝て休めたし、用事もできた」(41歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「第一子を育てながらの赤ちゃんの世話は本当に大変だった。どっちの子にも気を遣ったし、上の子にも我慢してもらってかわいそうなことをしたし、下の子にも我慢させてかわいそうなことをした。片方の面倒を見ている間は、どうしても片方を放っておくことになるので。うまくやれない自分が情けなくて、子どもに申し訳なくて、何度か声を殺して泣いた」(44歳/千葉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

■きょうだいの性別や性格の違い

・「一人ひとり違う人間なので、同じということはないから、毎回新しい発見がある」(45歳/愛媛県/専門店/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「長男は大人しく、次男は大人しくなかったから。子どもによっては全然性格が違う」(57歳/群馬県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「長男と長女ではオムツの当て方や、男女なりの考え方の違いに戸惑いがありました」(58歳/山形県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「ひとり目の子どもとは性格が違うので、自分がふたりに対して同じ言い方をしても反応が違う」(36歳/広島県/その他/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員)
・「性格が違うので大変だった。上の子はのんびり、下の子はわんぱく」(45歳/沖縄県/フードビジネス/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「男の子だから、というのがあるのかもしれません。どうもトラブルやもめることが多いです」(36歳/大分県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

■第二子の方が身体が弱い、わがままなど

・「ひとり目よりも子どもに対して甘い対応になってしまい、子どもがわがままになってしまった」(45歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「理解が早く、自我の芽生えも早い意思表示も激しい」(39歳/福島県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「良くも悪くも負けず嫌いで、気が強い。イヤイヤ期真っただ中だが、上の子よりも対処が難しい時がある」(40歳/埼玉県/インターネット関連/クリエイティブ関連/個人事業主・会社役員)
・「母乳以外は受け付けない子だったので、出にくくなってきて栄養失調で入院した。ひとり目は順調にミルクに移行した」(79歳/茨城県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「うまれた時からちょっと変だったんですが、おかしいと思いながら、やっと19歳の時に病院に連れて行って障害があると分かった……」(53歳/福島県/その他/その他・専業主婦等/その他)

■第一子の赤ちゃん返りや反抗期など

・「イヤイヤ期と重なったから」(29歳/和歌山県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「上の子のケアが大事。赤ちゃん返りなど大変だった」(45歳/青森県/その他/その他・専業主婦等/その他)
・「下の子がうまれたことによる、上の子の心理的な変化があった」(52歳/愛知県/その他/その他・専業主婦等/その他)
・「上の子が赤ちゃん返りするし、下の子にヤキモチ焼くから大変」(45歳/三重県/その他/その他・専業主婦等/その他)

■その他

・「両方に同じく愛情を注ぐこと。同じくらいの愛情で接しても、受け取る側にそう思ってもらえなかったり」(45歳/秋田県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「ふたり目の子の時は母乳が出ずミルクで育てましたが、外出時の授乳の荷物がかさばって大変でした」(47歳/鹿児島県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「放って置きすぎかなぁと、反省しています。ひとり目の、初めてのことに目が行ってしまったりで、ふたり目はどうにか育っていってくれている感があります」(39歳/鳥取県/その他/その他・専業主婦等/求職中・無職)

総評
マイナビニュースの既婚女性会員に対して「第一子の時には感じなかった第二子の子育ての難しさはありますか」と聞いたところ、「はい」は54.3%、「いいえ」は45.7%で、第二子の子育ての難しさはある、とする回答がやや優勢だった。

「はい」とする理由としては、「上の子と並行しての育児が大変」が最多で39.3%、続いて「きょうだいの性別や性格の違い」が25.2%、3位「第二子の方が身体が弱い、わがままなど」は16.6%、4位「第一子の赤ちゃん返りや反抗期など」は6.1%だった。「その他」は9.2%、「特になし/回答なし」は2.5%だった。

「第一子の時には感じなかった第二子の子育ての難しさ」は、やはり「第一子と並行しての育児の大変さ」を感じている人が多かった。二人同時に育てなければいけないことの肉体的な辛さや、忙しく時間が足りないこともさることながら、「上の子がひがまないように考えるのが難しかった」「上の子をいろいろ気にかけてあげないといけないこと」「上の子が寂しがっているのは切なく感じる」など、なるべく第一子にも気を配りたいという母の気持ちが伝わるコメントが多かった。

「きょうだいの性別や性格の違い」では、きょうだいでありながらも性別や性格が違い、第一子で得た経験が役に立たない、とする意見が目立っている。「子育ては、きょうだいと言っても個々の人格ですから 、比べて物申すこともあったりして日々反省の毎日でした」など、ついついきょうだいを比較してしまうことを後悔している人もいた。

「第二子の方が身体が弱い、わがままなど」も上記の、きょうだいとはいってもそれぞれ個性が違っていることの一例と言えるかもしれない。「第一子の赤ちゃん返りや反抗期など」には、「下の子にかまっていると上の子がやきもちを焼いた」「第一子が甘えたがり、第二子のみに手を掛けられない」など、その苦労がしのばれるコメントが並んでいる。

その他の意見としては、「ほったらかしだったから反省」「手抜きしてしまう」など、慣れゆえかあまり手を掛けていないことを気にする声が印象的だった。

調査時期: 2016年10月26日~2016年11月4日
調査対象: マイナビニュース会員(既婚女性限定)
調査数: 300人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません