近畿日本鉄道は、列車運行情報やダイヤ、駅構内図などを確認できるスマートフォン向け鉄道案内アプリ「近鉄アプリ」を12月13日13時にリリースする。

列車の遅れが発生したらプッシュ通知で知らせる

アプリを開くと登録路線の運行情報の概要を表示

詳しい情報は近鉄ウェブサイトの運行情報で確認

「近鉄アプリ」のおもな機能は運行情報のプッシュ通知。近鉄電車(生駒ケーブル、西信貴ケーブルを除く)の各路線で列車の運転見合わせや遅れなどダイヤの乱れが発生した際、その情報をプッシュ通知でスマートフォン画面に表示すること。通知画面をタップすると、影響区間や運行状況の概要が表示されるという。

さらに路線名をタップすると、近鉄ウェブサイトの「近鉄列車運行情報」に移動し、より詳細な情報が確認できる、プッシュ通知を受け取る路線は最大10路線まで選択でき、通知頻度や曜日、時間も希望に合わせて設定可能。アプリのトップ画面では、ダイヤの乱れによる影響区間をひと目で確認できるよう、路線図形式で表示する。アプリによる運行情報のプッシュ通知サービスは、関西の私鉄では初めて。原則として朝5時から翌日1時までをサービス提供時間とする。

アプリのトップ画面下部には、遅延証明書やダイヤ案内、特急券のネット予約発売、駅構内図など近鉄ウェブサイトの各鉄道情報ページなどへのリンクボタンを配置。欲しい情報にすぐにアクセスできるようになる。

2017年夏頃をめどに、列車の走行位置をリアルタイムで表示する「列車位置情報提供サービス」も「近鉄アプリ」で開始する予定。これに合わせ、現在車掌が携帯している緊急連絡用携帯電話をスマートフォンに入れ替え、ダイヤ乱れの際に車掌もアプリを活用できるようにする。「近鉄アプリ」の利用料は無料。Android4.4以降、iOS8以降に対応する。